アーネストワン、一建設、飯田産業、タクトホーム、アイディホーム、東栄住宅などのパワービルダーの建売住宅の評判について

建売住宅を購入する際の疑問が解決!

パワービルダー(アーネストワンなど)の評判や建売住宅の耐震強度問題の真相は?

アーネストワンなど大手パワービルダーの建売住宅を検討している人の為に制作したサイトです。
建売住宅は何でこんなに安いの?
本当に建物は大丈夫なの?
耐震強度は大丈夫?
など・・・皆様の素朴な疑問にお答えします。



 
※都心の狭小住宅やデザイナーズハウスについての噂の真相のコラムはこちらからご覧いただけます。


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≪目次≫

1.一建設は、パワービルダーの元祖!?

2.アーネストワンや一建設などの新築一戸建って、どれくらい安いの?

3.何故?アーネストワンや一建設などは、安値で新築分譲住宅を建てられるのか?

3−1.アーネストワンや一建設などは、土地を安く仕入れている

3−2.建築原価のコスト削減を極限まで追及している!?

4.アーネストワンや一建設などが安く建築出来る訳

5−1.それでは、パワービルダーの場合、何が悪いの?(施工全般)

5−2.パワービルダーの耐震強度不足問題について

6.実際にあった建物の不具合やクレーム集

7.どんな人が建売住宅を購入しているの?

8.値下げや価格交渉について

9.実際に購入したパワービルダーの建売を購入した顧客の声

10.後悔しない建売住宅を購入する秘訣

11.建売住宅購入を検討の方へのアドバイス

このサイトの作者紹介

※都心の狭小住宅やデザイナーズハウスの建売住宅をご検討の方は、こちらのコラムもご覧下さい。



基礎


「アーネストワン、一建設、タクトホーム、飯田産業、アイディホーム、東栄住宅の建売って実際にどうなの?」

「アーネストワンや一建設など悪い噂が多いようだけど・・・大丈夫なの?」

「良くないって言うけど、我が家の予算で新築一戸建を買おうと思うと、“一建設”や“アーネストワン”の建売になってしまうんだけど・・・どうしよう・・・?」

と思う人が多いようです。

このサイトでは、このような迷える人たちのお役に立つために、実際に建売住宅を購入したお客様の協力の元、
過去20年間で1500件以上の不動産取引で培った独自の経験とデータを元に制作したサイトです。

私自身の職業が不動産業であると同時に好きな事や興味のある事が不動産に関することですので、あくまでも趣味的に製作したサイトです。
このサイトをご覧頂き、皆様が建売をご購入するか断念するかは、皆様のお考え次第です。

ただ、私は、アーネストワンや一建設などのパワービルダー系の建売住宅の購入に否定的ではありません。

アーネストワンや一建設などのパワービルダーの建物は、大量生産というスケールメリットを活かし、中小規模の地元業者では、到底真似の出来ない低価格で新築分譲住宅を供給しています。

これは、私達消費者にとって魅力的な事です。

しかし、建売住宅の特徴などを理解しないまま購入すると、後で後悔する事も少なくありません。

このサイトを通じて皆様が建売住宅の正しい知識を得ることにより、安心して後悔なく建売住宅を購入する事ができれば幸いで御座います。


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上棟

まずはパワービルダーについて知ろう!

1.一建設(はじめけんせつ)は、パワービルダーの元祖!?

2013年秋より飯田グループホールディングス株式会社という持ち株会社が上場されました。
この持ち株会社の設立に伴って以下の6社は、上場を廃止して持ち株会社の傘下となりました。
一建設、アーネストワン、飯田産業、東栄住宅、アイディホーム、タクトホーム

一建設株式会社の以前の会社名は飯田建設工業株式会社です。
当時の社長は、故飯田一男さんという方で、飯田グループホールディングス株式会社の元会長であり創業者です。
一建設の“一”は故飯田一男さんの“一”から来ていると言われています。(噂です)

「アーネストワン、東栄住宅、飯田産業なども同じ会社なのですか?」
とお客様から時々質問されます。

先にご説明したように2013年までは別々に上場していた別会社でしたが2013年秋より飯田グループホールディングス株式会社という
持ち株会社が出来まして経営統合されましたので持ち株会社の傘下のグループ会社となりました。

これらの会社は、もともと一建設(飯田建設工業)の役員や会長の関係者が発起人で設立して出来た会社です。

実際に、創業者の有限会社一商事という会社が、飯田グループホールディングス株式会社の大株主となっているとの事です。

よ〜く会社名を見ると・・・
アーネストワン、ホークワン、アイディ(ID)ホーム、飯田産業、一建設と、飯田一男さんの苗字(ID=イイダ)や名前(“一”=ワン)の一部が社名に入っていて
大株主の有限会社一商事との繋がりを想像させますね。
また、故飯田一男さんのご長男は飯田一樹さんというお名前なですので全てにおいて一”という漢字への拘りを伺えます。
実際に、業界ではナンバー1ですから全て1”という事で凄いと思います。

一建設、アーネストワン、ホークワン等々のように、年間数千棟もの建売住宅を分譲している建売メーカーの事を近年では、パワービルダーと呼ぶようになりました。

年間100棟〜200棟の分譲棟数レベルの建売メーカーでは、パワービルダーとは呼びませんが厳密に何棟以上からパワービルダーと呼ぶかは決まりは無いようです。


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上棟






2.パワービルダーの新築一戸建ってどれくらい安いの?

マイホーム購入を検討している人の理想は・・・
“土地を買って、住宅展示場のモデルハウスのような家をオーダーで建てる”・・・これが皆様の理想だと思います。

しかし、この理想を叶えるには、相当な資金と労力が必要になります。

地域ごとの相場にもよりますが、

例えば土地を2000万円位で購入してから建築費1500万円〜2000万円で注文住宅を建築する。

土地+建築費の合計は、3500万円〜4000万円になります。

更に別途工事で駐車場やフェンスなどの外構工事で200万円位は必要です。

注文住宅でマイホーム計画を実現するには、こんなに費用がかかります。

余談ですが・・・ローコスト住宅の注文住宅や企画住宅のハウスメーカーの実態
アキュラホーム、タマホーム、アエラホームなどのローコストをアピールしたハウスメーカーは
「坪単価○○万円からの家造り・・・」などのキャッチフレーズの広告でお客様の目を引きます。
広告や看板を見ると“坪単価25万円×30坪=750万円”で注文住宅が建つと思ってしまいます。
しかし、住宅展示場のモデルハウスを見に行くと、結局は、現場管理費や設備接続費用等々の名目で別途工事が結構かかりますので
建築総額は、最低でも1300万円以上にはなります。
不動産業界では、この広告をオトリ広告と言って厳禁なのですが、注文住宅の広告(建築業界)では、不動産業界ほど厳しくないのが現状のようです・・・。

このように注文住宅で建てると土地建物総額3500万円以上もかかるのに
同じエリアで、一建設やアーネストワンなどのパワービルダーは、新築分譲住宅を価格2780万円位(例)で販売されている事も良くあります。

地域にもよりますが、埼玉県や千葉県の郊外では、新築分譲住宅を1500万円を切った価格で販売されている事もあります。

私が見た新築分譲住宅の最低価格は、埼玉県の郊外の物件が度重なる値下げで価格1280万円で販売されている物件を見たことがあります。

土地付き新築一戸建が1000万円台前半ですよ!?通常はあり得ない金額ですよね・・・

アーネストワンなどのパワービルダーの新築一戸建は、エンドユーザーが個別に土地を購入して注文住宅で建築するよりも総額で500万円〜1000万円以上は、安い事が多いのです。


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2階構造用合板

3.何故?アーネストワンなどのパワービルダーは、安値で新築分譲住宅を建てられるのか?

「何故、こんなに安く新築一戸建が販売できるのか?」

「こんなに安いんじゃ、手抜き工事なんじゃないの?」

「こんなに安いんじゃ、どうせ欠陥住宅なんじゃないの?」

と考える人は多いと思います。

ここではパワービルダーの新築分譲住宅の安さの秘密を解説していきます。


3−1.アーネストワンなどのパワービルダーは、土地を安く仕入れている

パワービルダーだけで無く不動産業者は、土地を相場よりも安く仕入れなければビジネスになりません。

例えば、
土地の相場価格が坪単価60万円で販売されているエリアがあるとします。
この位の相場のエリアであれば不動産業者やパワービルダーは、坪単価45万円以下で土地を仕入れます。
逆に言うと、坪単価45万円以下で仕入れなければビジネスになりません。

例えば、
土地面積35坪の場合
≪エンドユーザーの購入相場≫
土地面積35坪×坪単価60万円=土地価格2100万円

≪不動産業者(パワービルダー)の仕入価格≫
土地面積35坪×坪単価45万円=土地価格1575万円


Q1:何故?安く土地を仕入れできるのか?

A1:即決でスピーディーに購入の決断をするから安い土地の情報が集まるのです。
不動産業者は、エンドユーザーと違い、新鮮な物件情報が数多く集まります。
安い物件情報があったら、不動産業者は、エンドユーザーに紹介しないで不動産業者が自ら買取ったり、
即決でスピーディーに購入の決断が早いパワービルダーに物件情報を持って行くのです。
売り急いでいる売主であれば、なおさらです。
ですので、残念ながら安い土地情報がエンドユーザーの目に留まるということは殆ど皆無なのです。

A2:エンドユーザーでは購入しきれない大きな土地だから安く仕入れられる
例えば、
面積300坪の土地の場合
300坪×坪単価60万円=土地価格1億8千万円
一般のユーザーは、これほど広く高額な土地を一括で購入できる人は殆どいません。(=ニーズが無い)

不動産業者やパワービルダーは、このように一括では、高額過ぎてニーズが無い土地を割安で仕入れています。

例えば、
この土地を1億円に値切って仕入れが出来たとすると
1億円÷300坪=坪単価33.3万円
なんと相場の半額近くの価格で仕入れることになるのです。

この300坪の土地を単純に30坪ずつ10区画に分筆すると
1区画30坪あたりの原価は、価格999万円の土地になります。
※経費や開発道路などは考えない場合の計算

このように一建設やアーネストワンなどのパワービルダーは、豊富な資金力で土地をまとめ買いして土地を安く仕入れています。

土地が広ければ良いという訳ではありません。
一建設やアーネストワンのようなパワービルダーの特徴として100棟以上の大型プロジェクトは、
完売までの期間が長期に渡り売れ残りのリスク(借入金利負担)を考えてあまり好んで手を出さないのも特徴です。

従って、これらのパワービルダーは1棟から15棟現場くらいの規模が多いのです。


3−2.建築原価のコスト削減を極限まで追及している!?

「利は元にあり」という言葉があるようにパワービルダーは、商品である建物の原価を抑えることに躍起です。
パワービルダーは、年間数千棟も建築して販売しています。
このスケールメリットを活かして、建材や設備の仕入価格を極限まで安値に抑えています。

「この建物は実際にいくらで出来ているのだろう?」
建売を購入を検討していると、誰もが疑問に思います。

結果から言いますと、パワービルダーの建物の原価は、各会社により異なりますが2階建で850万円位と言われています。(推定)

以前は、800万円前後の原価だったらしいですが、今は、フラット35“S”仕様などに対応させる為に
省エネ性能や耐震性能向上で原価が850万円位までUPしたそうです。
しかし、2013年秋に飯田グループホールディングス株式会社の持ち株会社を設立して建材などの仕入れを統一する事により
更なる建築原価の削減を実現させようとしています。

「えっ!?3LDK〜4LDKの新築一戸建が850万円で出来るの!?」
「そんなに安いのでは、欠陥住宅なのでは!?」
と思う人は少なくないと思います。

以前、私の知り合いの創業70年の地元の工務店に、
「一建設と同じ仕様と同じ延床面積で建てたらいくらかかるか?」
と見積もりしたことがあります。

最低でも、工務店では、1200万円〜1300万円はかかるとという結果になりました。

パワービルダーでは、850万円位で出来る建物が
街の工務店では、1200万円〜1300万円・・・
何故、500万円位の開きがでるのでしょうか?


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外壁施工中



































内装施工中


4.パワービルダーが安く建築出来る訳

1.年間数千棟も同じ仕様の建物を建築の為、大量仕入れで桁違いに安く部材や設備を仕入れている
例えば、
システムバスルームの定価80万円位するものを、パワービルダーは25万円程度(推定)で仕入れたりします。
街の工務店の仕入れ値は、安くても定価の40%OFFです。
このように各部材や設備の仕入価格が安いのです。

システムキッチンなどのメーカー工場には、パワービルダー専用商品のレーンがあるとも言われています。(噂です・・)

パワービルダー専用のシステムキッチンは、見た目のデザインは、注文住宅仕様と同様でも、
スライドドアを開戸に変更してあったりと少しずつコストを削減しています。

年間数千棟の建築する会社が6社も経営統合するという事は、年間2万棟位建築する事になりますよね。
ディスカウントストアと同じ原理で大量仕入れで更なるコスト削減は可能ですね。。。


2.各ユーザーからの間取りや仕様の変更などを一切聞かず、最短の工期で建築して人件費を抑えている
一建設やアーネストワン等のパワービルダーでは、
上棟してから大工工事完了までは45日を目安に工期を組むと言われています。
これは、木造住宅としては、とても短い工期です。
徹底した、作業工程の効率化と仕入れタイミングの効率化により、この工期を実現しています。

これは、街の工務店も逆に見習うべき部分でもあります。
工期を短くする事で、人件費だけで無く、事業資金を銀行借入に頼っている
パワービルダーにとって借入資金の“金利”の負担も削減されます。

従って建築途中に注文住宅のように、ユーザーの意向を聞いていたのでは、
作業工程の効率化が出来ずコストアップにつながってしまうので
パワービルダーは、新築分譲住宅の建築仕様の変更や間取りの変更を極端に嫌う(事実上できない)のが実態です。

建物仕様の変更や間取りの変更をパワービルダーの担当者に相談したら
「うちは建売住宅だから注文をしたかったらよそで購入して下さい」
と冷たく断られた事もあります。

3.工務店に丸投げせず自社で材料を仕入れて各職人を手配して中間マージンをカットしている
意外に思うかもしれませんが、一建設やアーネストワン等のパワービルダーは、
下請けの工務店や建設会社に工事を丸投げをするという事は行なっていません。

社内には、工事部があって現場監督はパワービルダーの社員です。

建材や設備は、全て工事部で仕入れて、大工さんやクロス屋さんなどの職人さんも工事部で個別に手配しています。
ですので下請けの工務店に丸投げはなく、街の工務店と同様に分離発注で建築しているのです。

4.高級な贅沢設備は殆どつけない
一建設やアーネストワンなどパワービルダーの建売住宅は、車に例えるとカローラクラスと考えてください。
カローラは、5人乗りの4ドアでしっかり走りますよね。
当たり前ですが、シートベルトもあるし、今のカローラは、エアバック、パワーウィンドウ、エアコン、だってあります。
カローラであっても、現代の安全基準の装備と快適装備はついています

パワービルダーの建物も同様に、新基準の建築基準法やフラット35“S”仕様に対応する為に
基礎高、断熱性能、耐震性能、ペアガラス等々、10年保証の基本性能はしっかり装備されたます。
しかし、床暖房、食器洗乾燥機、エアコン等の設備はついていません。

セキスイハウスやダイワハウスなどの有名な注文住宅は高級車レクサスやベンツのようなものです。
当然、レクサスやベンツの室内は、カローラに比べて静粛性に優れていて快適です。
最新のナビゲーションや本皮シート、パワーシート、シートヒーター、ハイブリッドシステム等々
そして、レクサスやベンツというエンブレム(ネームバリュー)代も価格に含まれていると言ってよいでしょう。

ベンツとカローラを比べると、残念ながら間違いなくベンツの方が高級でボディ剛性や装備が優れています。
一つだけ、カローラが勝てる点は、価格です。1000万円もするベンツでも5人乗り、150万円のカローラでも5人乗りです。
5人乗って、どこにでも移動できるという、実用的な性能は、ベンツもカローラも同じなのです。

パワービルダービルダーの建売住宅と、セキスイハウスの注文住宅の差は、
カローラとベンツの差と置き換えて考えると理解しやすいでしょう。


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外構工事中


5−1.それでは、パワービルダーの場合、何が悪いの? (施工全般編) 

インターネットのYahoo!知恵袋やOKWEBなどのサイトには、
一建設やアーネストワンなどのパワービルダーの建物や営業マンの対応に対する悪い評判が多く書いています。

それは、実際に事実なのでしょうか?
確かに掲示板にわざわざ嘘を書く人は居ないと思いますので事実だと思います。
私自身もそのう噂どおりの経験をした事が何度も御座います。

ただ、あまり建物(不動産)に詳しくない人が建売住宅の悪い評判を書いている人も多いのも事実です。
不動産に限らずネット上の悪い評判などの書き込みは、エンドユーザーを惑わす事にも繋がります。
これから新築住宅を購入しようと検討中のユーザーは、その悪い評判の“根拠”・“原因”・“対策”を
しっかり理解する事で失敗しない住宅購入が実現できると私は考えます。

それでは、具体的には、パワービルダーの何が悪いのでしょうか?

1.注文住宅と違い大量生産なので現場監督の目が行き届かない。
街の工務店の場合は、工務店の社長や社員が現場監督を行い、現場につきっきりで、施工管理をします。
現場監督が四六時中現場に居ますので建築中の些細な事も良く見ています。
当然、建物の仕上がりは綺麗で素晴らしいものが多いです。
しかし、パワービルダーの場合、現場監督は、複数の現場で多くの棟数を同時に現場管理しなければなりません。
これでは、注文住宅の現場監督と違い、細かいところまで目が行き届かなく、仕上がりが良くない建物も出てきます。

2.大量生産なので工期優先で建築して、キズや不具合は完成してから手直し工事で対応する。
パワービルダーの現場は、徹底した作業工程の効率化で、現場の工程は、どんどん進行していきます。
忙しい現場監督は、工事中の傷や不具合は、その場では、直さず、完成してから手直し工事を手配するという対応です。
現場監督の仕事は、品質管理よりも作業工程の材料発注と職人手配のタイミングの管理が仕事なのです。
言い方は良く無いですが、荒削りで造って完成したら綺麗に手直しするという感じでしょうか・・・。

3.技量が低い職人が担当した場合、キズや不具合等でユーザーからのクレームの多い建物が時々存在する
多くの現場を同時進行で建築していますので、どうしても大工さん等の職人さんが足りませんので、常に職人さんを募集しています。
現場監督も忙しいので、職人さんの技量次第で、仕上がりが悪い建物が時々作り出されてしまいます。

4.建売住宅は注文住宅と違い施主が存在しないので職人や現場監督に緊張感が無い仕事をする
注文住宅の場合は、施主(お客様)が存在して、頻繁にお客様が作業状況を見に来ます。
施主が見に来るということは、実は、職人さんにとって、仕事がやり難い“嫌”な事なのです。
“嫌”=“緊張”→“プレッシャー”という意味です。
施主が見に来るということは、職人にとって緊張感をもって仕事をするので、必然と丁寧な仕事になります。
施主が見に来る際に、手土産でお菓子やお茶などを持参すると、職人さんは、自然に丁寧な仕事になります。
いずれにしても、施主が現場に来ることによって、工事にとって良いことなのです。
しかし、建売住宅には、この施主が存在しませんので、現場監督も職人さんも緊張感は必然となくなります。
パワービルダーの建築現場にある緊張感とは、“工期に間に合わせる”という緊張感はありますが・・・。
もし、未完成の建売住宅を購入するのであれば、工事中に時々見に行って、職人さんに差し入れするのも良い方法と言えます。
ただ、毎日、朝から晩まで施主が職人を見ていては、職人さんも仕事がやり難くなりますので程々に・・・。

5.現場監督も建売住宅なんだから細かい事を言わないで欲しいという気持ちがありありと出ている対応。
現場監督自身が工期に追われていて忙しいので、注文住宅では無く、これは建売住宅なんだという気持ちで仕事をしているので
お客様が工事中にキズや不具合を指摘しても、「完成してから直しますから・・・」とあまり積極的な対応が無い場合がある。

6.売主の営業担当者の対応について。
パワービルダーは、基本的に自社での直接販売はしないで仲介業者が販売するのが主流です。
パワービルダーの営業マンは、対エンドユーザーへの営業というよりも、対仲介業者への担当者という感覚なので
エンドユーザー相手の営業マンと異なり、口の効き方や対応が悪い場合があります。
お客様から今まで何度も「売主の担当者を変えて欲しい!」とクレームを受けた事があります。
基本的に、仲介業者が“販売〜契約〜住宅ローン〜引渡し”の段取りをするので
建売業者の営業マンは、エンドユーザーとの接点が少なく、エンドユーザーの気持ちが理解していない人もいます。
また、パワービルダーは、個人レベルでは、到底マネの出来ない安値で3LDK〜4LDKの新築一戸建を提供しているので
売主は、“販売に苦労しなくても仲介業者が売ってくれる”という感覚があるのたと思います。
売主の営業マン個人の問題というより売主の会社全体に言える事に思えます。
(みんなが皆ではありません。中には丁寧な人も居ます。)

7.シャッター雨戸、網戸、照明器具、テレビアンテナが付いていない。
コスト削減の結果だと思いますが、シャッター雨戸、網戸、照明器具、テレビアンテナ、それにカーテンレールも付いてません。
建売メーカーでオプションとして用意していますが、商品により量販店の方が安い場合があります。
引っ越し後、これらに別途20〜50万円位はかかると覚悟しておいたほうが良いと思います。
テレビアンテナをつけても、地デジ電波が弱い地域がありますので、その場合は、ケーブルテレビの引き込みが必要です。
ケーブルテレビ視聴には、接続費用の他に視聴料が毎月必要になります。
引越し後のランニングコストに影響しますので、契約前に地デジ電波の状況のチェックはしたいところです。

8.売上げと販売件数を重視するあまりアフターへの対応が遅い場合がある
年間数千棟も建築しているので、累計件数は膨大です。そのアフターサービスとなると、かなりの数になります。
販売に関しては、支店を増やしたり積極的ですが、アフターサービスについては、積極的ではないパワービルダーが殆どです。
プロパイダーのアフターサービスの電話窓口のように、常に通話中という事はありませんが、
手直し工事に職人さんが約束の時間に来ないなどのクレームは日常茶飯事かもしれません。

9.完成したら出来るだけ早く資金回収をしなければならないという営業方針なので契約〜引渡まで忙しい
完成現場を契約した場合は、原則引渡は1ヶ月以内というのがパワービルダーの決まりです。
この1ヶ月以内に住宅ローン申込〜内定〜引渡を完了させなければなりません。
フラット35で住宅ローンを組む場合は、フラット35の特徴として申込〜資金実行まで1ヶ月以上かかるケースが多いので、
広告にフラット35S対応物件と書いていながら、実際は、「時間がかかるのでフラット35じゃなく銀行ローンを使ってください」と
言われる場合もあります。
新生銀行やSBI銀行などのネット系銀行も審査から資金実行まで2か月近くかかるのでパワービルダーの新築を購入の際には
不向きな金融機関かもしれません。
私の経験では、パワービルダー系のメインバンクは、都市銀行系では、みずほ銀行であることが多く、
みずほ銀行ですとパワービルダー系の新築を購入の際には、優遇金利が適用の制度がありますので要チェックだと思います。


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赤外線サーモグラフィー診断




































完成

5−2.それでは、パワービルダーの場合、何が悪いの? (耐震強度不足問題編)

木造2階建の新築一戸建では、“構造計算書”を建築確認申請時に検査機関に提出する義務が無く耐力壁についての計算は、
設計士の判断となっており建築確認検査機関等での第三者のチェックは無いのが実情です。

WEBサイトで検索すると時々目にする話題ですが、数年前に一建設やアーネストワンなどの大手パワービルダーの新築分譲住宅で、
壁の中の"筋交い”が足りない耐震強度不足の物件が複数発見され、
既に引渡しをした居住中の物件の耐震補強工事を行なったという事例も現実に起きています。

一建設とアーネストワンの耐震強度不足に関しての参考資料

仲介業者からは、「今は設計段階でちゃんとチェックしているから大丈夫です!」と言われておりますが、
これからご購入を検討しているエンドユーザーとしては、これだけでは、この耐震強度に対する不安は払拭されないのも事実だと思います。

木造2階建の新築一戸建は、筋交い等の壁の補強材が少なく建物の保有耐力が耐震基準に満たなくても建築確認申請はおりてしまう事もあります。

耐震強度は、従来の住宅診断士の住宅診断では、把握する事はできません。

新築分譲住宅をご購入する際には、専門家に耐震診断を依頼して、耐震強度を数値的に確認してからご契約する事をお奨めします。

耐震診断の計算結果が上記の保有耐力評点1.5以上の物件であれば、震度6強〜7の地震に対しても倒壊しないと言われております。

しかし、新築の段階で評点1.5であっても、新築も10年経過すると中古住宅です。
中古住宅を耐震診断する際には、劣化係数”を加えますので、新築時の評点1.5の場合は、
確実に評点1.5を切る事になります。
出来れば、評点1.5ギリギリで上回っているのでは無く、新築の場合、余裕を持った評点の耐震診断結果が必要と考えます。



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6.実際にあった建物の不具合やクレーム集

建売メーカーの建売の購入を検討している人が心配するのは、
実際に、どんなクレームや建物に不具合があったかだと思います。
ここでは、不動産業界歴20年の私の経験の中で、
現地を下見した際に、実際に私が発見した建物の不具合や
実際にお客様からあったクレームをご紹介します。

≪不具合やクレーム事例≫

床下を見たら基礎に水が溜まっていた!

詳細:外壁を貼る前に暴風雨があって基礎に雨が入り込み、その水を抜かないまま工事が進んでしまった・・・。
対処:床下から水を吸出し、数日かけて乾燥させました。
発生頻度:時々ある

晴れているのに床上浸水!?
詳細:販売中の物件で、水道設備工事屋さんの接続工事ミスにより、キッチンの上水道の水漏れで基礎の中に水が溜まり続け基礎内部がプール状態になり、更に水が基礎の上から溢れ出しリビングが床上浸水!?になっていた。
対処:水を吸出し、完全に乾燥させて完了!?。
回数:少ない(過去1回です何度もあったらたまらないですね)

巾木(はばき)周辺のトラブル

巾木下部のパッキンがはみ出ている


巾木を止めている隠し釘が飛び出ている


巾木の下に隙間がありゴミが詰まっている。

詳細:壁と床の境目に木製の帯のようなものがお部屋の中を巻いてあります。これを巾木(ハバキ)と言います。
この巾木の下部の床(フローリング)に接する面に樹脂製のパッキンが付いているのですが、このパッキンが施工時の大工さんの力加減により外にはみ出すことがあります。
対処:現場監督がはみ出している巾木のパッキンを押し込んで完了。
回数:多い

階段、フローリング、扉に傷や隙間
 
詳細:下請けの職人さんが工具を落としたり、ぶつけたりしても知らん顔!?傷は、職人さんの技量よりもモラルの問題!?
エンドユーザーや素人みたいな営業マンが建築中現場に土足で内覧しても、キズがつきます。
又、階段の蹴込板、踏板部分の境目に隙間がある場合もあります。
対処:完成後に内装補修専門業者がキズ補修をします。あくまでもキズを目立たなくする補修です。基本的にキズの部分の材料を取り替えることはありません。
回数:多い

クロス(壁紙)が破れている

詳細:クロスの職人さんの技量により剥れていたりする事があります。又、職人さんが工事中にモノをぶつけて出来たキズもあります。
対処:基本的に補修で対処。補修しきれない場合に限り部分的に張替え対応。
回数:多い

クローゼットの中のクロスが貼り忘れていた。
詳細:クローゼットの内部のクロスが貼っていなかったことがあります。(現場監督さん気がついてよって感じですが・・・)
対処:貼って頂きました。
回数:少ない


押入れの中の棚の脇から釘がはみ出していた。
詳細:押入れを空けて中段をしゃがみこんで下から見た際に、釘がはみ出していることがあります。
対処:大工さんに直してもらいました。
回数:時々あります。社名は特定しませんが、ある特定のパワービルダーは、なぜか良くあります。施工方法のせいでしょうか・・・

ガラスが割れていた
詳細:リビングのガラスが割れていました。恐らく職人さんが工具をぶつけたのでしょうか・・・。割った人は正直に名乗り出て欲しいものですね・・。
対処:当然、交換してもらいました。
回数:少ない

トイレから水漏れ
詳細:2階のトイレを流したら配水管の接続不良で1階の天井から水がこぼれ落ちてきた!?1階のトイレを流したら排水管の接続不良で床下に水が流れ出した!?
対処:設備屋さんに直ぐに修理してもらいました。
回数:少ない

サッシのビスが付いていなかった
詳細:室内の窓枠のアルミサッシのビスが何個か付いていなかった。
対処:ビスをつけてもらいました。
回数:時々あります。(5年位前は良くありましたがが、最近は殆どありません。)


建築中の土台がかけている


詳細:土台の欠損。
対処:補修してもらい完了
回数:少ない


室内のドアストッパーが付いていなかった。
詳細:室内のドアストッパーが付いていない以外にも、変なところにドアストッパーがついていてドアストッパーとしての機能を果たしていない。
対処:ドアストッパーをつけてもらったり、ドアストッパーの位置を移動。元のドアストッパーのビス穴は補修で対応。
回数:時々あります。

床下の断熱材が垂れ下がり床下に落ちていた。

この写真は綺麗に施工された例です。

詳細:床下収納から下を除いた際に、1階の床の裏側に張ってある断熱材が垂れ下がり基礎に落ちていた。
対処:断熱材を落ちないようにつけなおしてもらいました。
回数:時々あります。

バスルームを支える束が排水管の上に乗っていた。
詳細:バスルームの床を支える柱のようなものを束(つか)と呼びます。その束が排水管の上に乗っていて、浴室の重みが排水管の上に乗ってしまい破損の危険がありました。
対処:排水管の取り回しし直してもらい束を回避しました。
回数:少ない(今まで1回しか見たことがありませんが、念の為、今は毎回チェックしてます。)


収納の中の化粧ボードの仕上がりが雑
詳細:収納(クローゼット)の中の仕上げは、パワービルダーにより若干異なります。クロス仕上げの場合もありますが、化粧ボード仕上の場合もあります。 この化粧ボードの切り方が雑な事があります。
対処:化粧ボードの特性で継ぎ目は出るのはしょうがないのですが、補修で対応してもらいました。
回数:時々あります。

パワービルダーの担当者の口の効き方と対応が悪く担当者を代えてくれ!
詳細:売主側の営業マンは、お客様と接する機会が少なく、会社の都合を優先した話の内容なのでお客様の機嫌を損ねることが多いのです。
対処:このクレームは困りますね。基本的に売主の担当者と直接連絡をとらないで、仲介業者の私を窓口の連絡してもらいます。        
回数:時々あります。

基礎の仕上げ左官が一部塗り忘れ
詳細:作業途中で職人さんが帰ってしまったのか判りませんが、一部塗り忘れていました。
対処:塗ってもらいました。
回数:少ない

養生シートを剥がし忘れている
詳細:養生シートや養生テープが剥がし忘れていて、床なら誰でも簡単に剥がせるのですが吹き抜け部分の上部で梯子が無ければ剥がせませんでした。
対処:現場監督に剥がしてもらいました。
回数:時々あります。

構造上耐震強度が不足して壁を剥がして筋間を1つ追加しなければならない!?
詳細:姉歯事件で発覚した耐震強度不足問題。建売メーカーも独自に再点検した際に、設計を外部委託した建物で耐震強度不足を発見。
対処:居住者に謝罪して対策工事をしていました。現在、全ての物件の点検を完了して対策工事も完了したとの事です。
回数:約6年前に私が取り扱った物件1件のみ(何度もあったらもう紹介しません!)

床がきしむ

詳細:リビングを歩くと床がきしむ。最近は、鋼製束とフローリングの下部の構造用合板を貼る施工方法で床鳴りは減りましたが職人さんの技量次第では、鳴る場合があります。
対処:速やかに直してもらいました。
回数:時々あります。

室内ドアの建付けが悪い
詳細:近年の建具は、工場で作られた既製品のドアとドア枠を現場で取り付けるので狂いは減ったのですが、時々、建付けが悪いものがあります。
対処:蝶番のところの調整ネジで調整して直すことが出来ます。
回数:時々あります。

アフターサービスが約束の時間に来ない
詳細:クレームの連絡をして手直し工事をお昼ごろに来ると言ったのに夕方に来たり日時を間違えて次の日に来たり、約束の時間に来ない。
対処:職人さんは比較的時間にルーズな人が多いので、売主側の現場監督に連絡する。
回数:時々あります。

準防火地域エリアでの石膏ボード貼り忘れによる違反建築!?

詳細:小屋裏やユニットバス天井点検口から天井裏施工状況を確認した際に、本来、準防火地域では、見えない部分でも石膏ボードを張って防火エリアを造らなければならないのに、石膏ボードを張り忘れていた。
対処:ユニットバスがある状態では、石膏ボードを貼れな為、ユニットバスを解体してから施工した。
回数:時々あります。

壁内部で断熱材が落ちてしまい断熱材の空白箇所がある

詳細:目視では、確認できないですが、赤外線サーモグラフィーで壁を見る事により、断熱材が無い部分を発見。
対処:断熱材を入れてもらう。
回数:少ない

鉄塔や送電線が無いのに電磁波が異常に高い
詳細:鉄塔や送電線が無くても普通の電柱に高圧電線がある場合があり、6ミリガウス以上の電磁波を計測。
対処:購入前であれば、購入を避ける。又は、電線から遠い部屋では、電磁波が計測されない場合は、、寝室は、電磁波を計測されない部屋にする事を勧める。
回数:時々あります。

内覧中に目に涙とクシャミが止まらない
 
詳細:ホルムアルデヒド測定機で室内のホルムアルデヒド数値を計測すると、比較的高濃度の数値を計測。
対処:施工直後に締め切った状態だったので、敏感な人は、シックハウスの症状がでたので、窓を開けて空気の入れ替えて数日後再計測。
回数:時々あります。

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7.どんな人が建売住宅を購入しているの?

年齢層、年収、自己資金 職業などの購入層を分析してみました。

≪年齢層≫
1.30才代・・・34%
2.20才代・・・28%
3.40才代・・・20%
4.50才代・・・12%
5.60才以上・・・6%
※やはり30才代、20歳代が全体の半分を占めています。

≪年収≫
1.400万円台・・・28%
2.500万円台・・・21%
3.300万円台・・・15%
4.600万円台・・・13%
5.700万円台・・・10%
6.800万円以上・・8%
7.300万円未満・・4%
8.無収入・・・1%
※300万円〜500万円位の年収の方が大半です。無収入とは、現金購入の方です。

≪自己資金≫
1.200万円台・・・22%
2.100万円台・・・20%
3.300万円台・・・18%
4.400万円台・・・14%
5.100万円未満・・・10%
5.500万円台・・・7%
6.600万円以上・・・5%
7.現金購入・・・4%
※自己資金300万円未満方が大半です。自己資金100万円未満の方も10%おります。

≪職業(職種)≫
1.会社員(I.T関係)・・・15.8%
2.会社員(営業マン)・・・12.2%
3.自営業(建築、不動産関係)・・・11.3%
4.公務員(教師)・・・10.5%
5.会社員(金融関係)・・・10.2%
6.会社員(工場勤務)・・・9.9%
7.会社員(サービス、飲食業)・・・8.3%
8.その他・・・8.2%
9.公務員(警察管)・・・7.8%
10.無職・・・5.8%
※意外に思うかもしれませんが、建築・不動産関係の職業の人は、建売住宅の購入者が多いです。
  建物を見る目に自信があるから、積極的に割安な建売を購入するのだと思います。


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8.値下げや価格交渉について
不動産をご購入の際には、誰もが少しでも安く購入したいと思います。
実際に不動産の値引きとは、どのようにするのでしょうか?
また、値引きを出来る物件と値引きが出来ない物件などがあるのでしょうか?
よく、広告を見ていると
「新価格!3180万円→2980万円!」や「値下げ!3180万円→2980万円!」
と記載されていることがあります。
建売メーカーは、土地を仕入れてから建築して契約して資金回収するまでの期間を半年以内に終了する事を目標にしています。
ですので、一建設やアーネストワンなどの建売メーカーは、建築中に完売する事を目標(理想)としています。
建売メーカーは、「完成した建物=資金が眠っている」という発想ですので資金を早期回収する為に、
建物が完成したら値下げを試みて、販売の促進(早期資金回収)を図ります。

※価格改定(値下げ)の例
価格3280万円・・・・更地の段階

価格3080万円・・・・建築中

価格2980万円・・・・完成

価格2780万円・・・・完成して1ヶ月しても売れない場合

このように「更地」→「建築中」→「完成」→「在庫処分」という順序で値下げする傾向にあります。

各建売メーカーの1物件に対する利益率については、あえて触れませんが、
バブル時と違い、建売1棟販売しても薄利な事は確かですので、
2回〜3回値下げをすると、原価割れの現場も中にはあります。
街の工務店や個人の小規模な不動産会社が建売住宅を建築して赤字を出したら、
会社の死活問題になりますが、パワービルダーなどの大規模な建売メーカーは、
他の現場を含めて全体で利益を見るので、例え一部の現場が赤字であっても
他の現場の利益でカバーするというスケールメリットで値下げに対応しています。


価格交渉のコツ!?

1.販売価格を値下げしたばかりの物件は、価格交渉がし難いので値下げしていない物件を狙う。
  パワービルダー系は、営業所や担当者レベルでは価格の決定権がありません。
   値下げや価格交渉の金額決定に関しては、本社に稟議を上げて承認を得なければなりません。
  販売価格を下げて更に価格交渉の稟議は、本社では、通らない場合もあります。

2.口頭では無く、書面で価格交渉をする
  不動産の場合、口頭では価格交渉が出来ません。買付証明書や不動産購入申込書と呼ばれる書面で価格交渉をします。
  この書面に、購入希望価格と契約予定日を記入いたします。「この価格になれば、何月何日に契約します」とい意味合いです。

3.価格交渉をする場合は、契約予定日を早めに設定する
  上記の買付証明書や不動産購入申込書などの書面を建売メーカーに提出して価格交渉と購入意思を伝えても
  契約予定日が10日後や2週間後などでは、売主業者は、うなずいてくれません。
  買主からの価格交渉を受け入れる代わりに、早く契約して下さい。と必ずと言っていいほど要求されます。
   ですので価格交渉をする場合は、長くても書面提出から1週間以内の契約が理想と言えます。
  パワービルダー系は、買付を提出してから契約日までは3〜4日程度が一般的ですので注意が必要です。

4.価格交渉をする前には、住宅ローンの事前審査を通しておく
   買付を受けた売主が懸念する事は、せっかく契約したのに買主の住宅ローン不成立によりキャンセルになってしまうことです。  
  これを防止する為に、最近の建売業界の傾向として、買主の住宅ローンの事前審査が金融機関で仮承認されていなければ
  契約をしないというスタンスの建売メーカーが増えてきております。
  従って、価格交渉をすると同時に、銀行で住宅ローンの事前審査も同時又は事前に行なう事をオススメします。

5.ダメもとだからと無謀(非常識な)な価格交渉をしない。
   無謀な金額で交渉をするとパワービルダー側の担当者に本社稟議にも上げる事が出来ないと、担当者レベルで断られてしまいます。
   常識的な範囲の価格交渉がベターでしょう。(下記の物件価格別の価格交渉分析を結果を参考にして下さい)


一建設やアーネストワンなどの建売メーカーの出来ない無理な交渉

1.オプションを無料でつけて欲しい・・・
  これは、出来そうで出来ないのです。パワービルダー系の売主は、お客様に個別でオプションなどの商品や工事のサービスは原則行ないません。
  商品などの現物のサービスを望むのでは無く、契約前に価格で交渉した方が無難です。
  ただし、最近は、売主自ら、例:40万円分のオプションプレゼント!と広告に記載している場合もあります。
  しかし、この場合、注意しなければならない事は、表示価格(定価)で契約した場合に限るという事です。

2.建物仕様や間取りの変更・・・
  これも基本的に建売メーカーは受け付けません。

3.契約当日の価格交渉・・・
  これは、パワービルダーとの契約に問わず、不動産取引では、タブーです。
  契約前に事前に契約条件が整ったから、売主、買主、仲介業者が皆集まって契約しているのに当日に更に条件を提示するのはマナー違反と言えます。

4.なんらかのサービスを要求又は期待する・・・
  パワービルダー系の支店や営業担当者(社員)には、基本的に何の権限が無いと思って下さい。
   何かのサービスなどを要求や期待をしても基本的に担当者は、サラリーマンですので会社の決定に従うしかありません。
  

≪値下げについての分析≫
新築一戸建(物件価格2000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円以下・・・44%
2.値下金額50万円を超〜100万円以下・・・35%
3.値下金額0万円・・・14%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・6%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・1%
6.値下金額300万円超・・・0%
価格2000万円未満と比較的安い物件の場合は、100万円を超える値下げ交渉は難しいと言えます。

新築一戸建(物件価格2000万円〜3000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・34%
2.値下金額50万円以下・・・27%
3.値下金額0万円・・・24%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・12%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・2%
6.値下金額300万円超・・・1%
価格2000万円未満の物件に比べて50万円〜100万円位の値引きに成功している人が多い様です。
50万円〜100万円の値引きとは、80万円の端数と呼ばれる値引きが多い事が伺えます。

新築一戸建(物件価格3000万円〜5000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・36%
2.値下金額0万円・・・26%
3.値下金額50万円以下・・・18%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・16%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・2%
5.値下金額300万円超・・・2%
価格3000万円〜5000万円未満の物件も80万円の端数値引きが一番多い事と同時に値下金額0万円が26%を占めています。
値下金額0円というのは、この価格帯の物件は、人気エリアにある人気物件が多いことが要因と分析できます。

新築一戸建(物件価格5000万円以上の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・33%
2.値下金額100万円超〜200万円以下・・・28%
3.値下金額50万円以下・・・19%
2.値下金額0万円・・・11%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・6%
5.値下金額300万円超・・・3%
価格5000万円以上台の物件も80万円の端数値引きが一番多いですが、100万円超〜200万円以下の値引きも多いです。
50万円超〜200万円以下の値引きは51%と半数以上の人が、この位の値引き交渉をしている事がわかります。


分析結果

データから伺えることは、価格交渉50万円〜100万円の価格交渉の成功率は高いといえます。
リーマンショックの直後は、建売住宅を新築しても売れない時が続き、買手市場で200万円位の値引きにも応じてくれた時もありますが
最近は、売れ行きも順調で、極端な価格交渉には応じてくれなくなってきました。
具体的には、良く端数と呼ばれる部分から100万円程度が限界と言えます。(例:2980万円なら80万円値引き交渉をして2900万円に・・)
但し、問合せが多い人気物件の場合は、一切の値下げに応じてもらえない場合がありますので、すべてが値下げが出来るとは思わない方が良いと言えます。
200万円を超える価格交渉の成功率は、極めて難しく5000万円未満の物件の場合は、1%〜2%です。
この200万円超えの価格交渉は、大変稀なタイミング的にラッキーな要素を含んでいます。タイミング的にラッキーな要素とは、
パワービルダー自身が販売価格の改正を検討している時に重なって値下交渉をすると、これくらいの値下交渉が成功する場合があるのです。


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9.実際にパワービルダーの建売を購入した顧客の声

私が仲介したお客様には、
「今後、建売住宅のご購入をご検討しているお客様へのアドバイスと、新築分譲住宅をご購入して、建物クレームや不満な点が御座いましたらご記入下さい」
というアンケートをしています。

Y.Iさん(平成22年7月に購入) パワービルダー名:Tホーム
引っ越しの際に、階段で荷物を落として階段にキズをつけてしまいましたが、売主に言ったら修理してもらいました。
修理代は有償と言われましたが、2ヶ月たっても未だに請求がきません!?これは無料という事でしょうか!?

H.Tさん(平成22年7月に購入) パワービルダー名:H建設
引渡前に立会い検査に参加させてもらい、床とトイレの扉にキズを発見して引渡しまでに直してもらいました。
正直安い物件だったんで不安でしたが、今のところ不具合はありません。
ただ、我が家のお隣の2号棟は、床のキシミで現場監督さんを呼んで直してもらったらしいです。

K.Yさん(平成22年5月に購入) パワービルダー名:Aワン
引っ越し前に現場チェックしたときに、壁の下からゴムパッキンみたいなものが飛び出してました。
それとキッチンのカウンターにヘコミがありました。
引っ越して当日にコンロの火が付かないので直ぐに売主の品質管理部に連絡して
その日のうちにガス屋さんに来てもらって直してもらいました。
とりあえず対応はしてもらってよかったです。

T.Sさん(平成22年4月に購入) パワービルダー名:H建設
仲介業者のTさんの対応は100点満点でしたが、売主の担当者の言葉遣いと態度はなってません。
値段の割りには、よく出来ていて満足していますが、売主の社員教育には、不満があります。
以上。

A.Sさん(平成22年4月に購入) パワービルダー名:I産業
家探しをし始めたときは、近所の住宅公園のモデルハウスを沢山みて夢が膨らみましたが
我が家の予算では建売購入が限界でした。でも、子供達は、自分の部屋が持てて喜んでいます。

H.Kさん(平成22年3月に購入) パワービルダー名:H建設
引渡し前の現場チェックの立会い時に、床、扉、壁などにとにかくキズが多かったです。
売主担当者がキズにシールを貼ってしるしをつけるのにシールが足りなくなるしまつ。
もう少し、気を使って建築して欲しいと思いました。

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10.後悔しない建売住宅を購入する秘訣

1.販売現地営業マンのアドバイスはあまり真に受けない。
  基本的に、現地待機している営業マンは、売る為の営業マンですので不利な事は言いません。
  特に宅地建物取引主任者の資格の無い営業マンは無責任な発言をする人が比較的多いです。

2.建築士や建築に詳しい人などに建物を見てもらう ←ここが重要です
  気に入った物件が見つかったら、
契約する前に知り合いの建築士や建築に詳しい人に見てチェックもらう。
  契約する前にがポイントです。

3.建築中の建売を契約した場合は、時々現地を見に行く
  建築中の場合は、施主として大工さんやクロス屋さんに時々で良いので缶ジュースでも差し入れして挨拶しておく。

4.ゴミが散らかっている(汚い)現場は要注意
  職人さんや現場監督の几帳面さが現場の整理整頓状況にでます。
  整理整頓がなっていない現場は、私達も建物診断サービスが慎重になります。

5.引渡し前の段階で不具合箇所をチェックする 
←ここが重要です
  建物が完成したら引渡し前に、売主立会いのもとに建物完成現地立会いを必ずおこなって
  引渡し前に、建物の不具合箇所をチェックして、売主に是正(補修や修理)してもらうようにしましょう。
  出来れば、この時に、建物に詳しい人と一緒に立会いするのがベストです。
  この作業はとても大切です。
  この完成現地立会いをしないと、引渡し後に、キズや不具合箇所を発見する事になり、
  売主にクレームの連絡をしなければならなくなります。
  引渡し前に、しっかり的確に不具合箇所の指摘をする事により、引渡し後のクレーム発生率が格段に減りますので
  買主は、気持ちよく生活できるのです。
  私がお取扱いした物件での入居後のクレーム発生率が低いというのは、
  不具合箇所を私がチェックして売主に指摘して引渡しまでに是正を促している事が一つのポイントなのです。


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11.建売住宅購入を検討の方へのアドバイス

このサイトがアーネストワンや一建設などのパワービルダーの建売住宅の建売住宅を検討している方の参考になれば嬉しく思います。
建売住宅について、良い事も書いてあれば、悪い事も書いてあるこのサイトを見て余計に迷われる方も少なくないと思います。
確かに、一生に何度も無い住宅購入です。それも長い住宅ローンを組んで購入するものです。(現金で購入される方も大切な大金で購入します)
ですので慎重に検討して購入することは大切だと思います。

クレームが沢山あるような建物を購入しては、住んでから気分が良くないですし後悔するかもしれません。
ただ逆に、WEB上の色々な情報に惑わされて、大丈夫な物件までも買い逃してはもったいないとも思います。

ローコストの建売住宅は安いと言っても、一生で一番高価な買物になるのではないでしょうか?
普段、建物を見慣れていない人が建売住宅を見て良い建物・悪い建物の見分けるのは、難しい事だと思います。

住宅購入を検討する際には、お知り合いに建築士などの専門家がいれば、その方に建物を見てもらう事が良い建物購入のコツだと思います。
ただ、建売住宅の特徴を理解していない建築士が建物を見た場合、前に述べたレクサスとカローラを比べるような発言やアドバイスをする事も多いので注意が必要です。
ご自身だけでで判断するよりも専門家に持てもらう事で、気持ち的にも安心できてゆとりをもって契約できるのでは無いでしょうか。

最後に、私自身も、仲介手数料無料の不動産会社を運営しております。
当社をご利用頂いたお客様は、仲介手数料が無料になる他に独自の建物診断も無料で行なっております。
建売住宅のご購入をご検討している方は、一度覗いて見て下さい。

Yahooで・・・「パワービルダー仲介手数料0円」と検索して頂ければ検索でヒットするかもしれませんのでどうそよろしくお願いします。



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≪このサイトの作者の紹介≫
職業:従来の建物診断に加えて赤外線サーモグラフィー、電磁波測定機、ホルムアルデヒド測定機、放射線量測定器を用いた独自の建物診断を行い仲介手数料無料で新築一戸建を仲介する会社の代表。
取材経験:テレビ、ラジオ、雑誌などで建物診断つき仲介手数料無料サイトについて取り上げられ欠陥住宅評論家としても取材される。
不動産業界歴:約20年
不動産取引件数:約1000件以上

※都心の狭小住宅やデザイナーズハウスの建売住宅をご検討の方は、こちらのコラムもご覧下さい。


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