アーネストワン、一建設、飯田産業、タクトホーム、アイディホーム、東栄住宅などパワービルダーの建売住宅の評判


建売住宅の疑問を解決!

・パワービルダーは、何でこんなに安い?
・パワービルダーの評判や建売の耐震強度は?
・手抜き工事や欠陥住宅の心配は?
小屋裏床下点検口床下

このような疑問にお答えします。


≪目次≫

1.一建設は、パワービルダーの元祖

2.アーネストワンや一建設はどれくらい安い?

3.アーネストワンや一建設の安い理由

3−1.パワービルダーは土地仕入れが安い

3−2.コスト削減を極限まで追及!?

4.アーネストワンや一建設が安く建築出来る訳

5−1.パワービルダーのどこが悪いか?

5−2.パワービルダーの耐震強度不足問題

6.実際にあった建物の不具合やクレーム集

7.どんな人が建売住宅を購入しているの?

8.値下げや価格交渉について

9.パワービルダーの建売を購入した顧客の声

10.後悔しない建売住宅を購入する秘訣

11.建売住宅購入を検討の方へのアドバイス



「アーネストワン、一建設、タクトホーム、飯田産業、アイディホーム、東栄住宅の建売って実際にどうなの?」

「アーネストワンや一建設など悪い噂が多いようだけど・・・大丈夫なの?」
「ネットの噂では、良くないと言われているけど、我が家の予算で新築一戸建を購入しようと思うと「一建設」や「アーネストワン」のようなパワービルダー系の建売住宅になってしまうけど・・・どうすれば良いの?」と思う人が多いようです。

このサイトでは、このような方々の為に、私の過去20年間で1500件以上の不動産取引きで培った経験と独自データに加え、今までの私のお客様のご協力の元で制作したサイトです。

パワービルダー系の新築分譲住宅について「良い事」も「悪い事」も両方書いてある、このサイトをご覧頂きパワービルダー系の新築分譲住宅について十分理解頂いてから、ご購入をご検討して頂ければと思います。

このサイトをご覧頂いた方々がパワービルダー系の建売住宅をご購入するか断念するかは、皆様のお考え次第です。
住宅購入は一生で一番高価な商品と言われています。
オープンハウスの営業マンに言われるままに契約するのではなく、正しい知識を得て最善の選択をする事が大切だと思います。

ただ、私は、パワービルダー系の新築分譲住宅の購入に否定的ではありません。

アーネストワンや一建設などのパワービルダー系の建売住宅は、大量生産というスケールメリットを活かし、中小規模の地元業者では、到底真似の出来ない低価格で新築分譲住宅を供給しています。

これは、私達消費者にとって魅力的な事です。

しかし、大量生産の建売住宅の特徴を理解しないまま、注文住宅と同じような感覚で契約した場合、後で後悔したりトラブルになったりする事も少なくありません。

このサイトを通じて皆様が建売住宅の正しい知識を得ることにより、良い建物と悪い建物お見極めのお手伝いが出来れば幸いです。

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まずはパワービルダーについて知ろう!

1.一建設は、パワービルダーの元祖!?

2013年秋に「飯田グループホールディングス株式会社」という持ち株会社が上場しました。
この持ち株会社の設立に伴って以下の6社は、上場を廃止して持ち株会社の傘下となりました。

・飯田グループホールディングス
一建設
アーネストワン
飯田産業
東栄住宅
アイディホーム
タクトホーム

関連会社
ホークワン
城南建設

今までも「飯田グループ」と呼ばれていましたが、正式なグループ名称ではありませんでした。しかし、今回のホールディングス化で正式に「飯田グループホールディングス」というグループ名称となりました。

「一建設株式会社」の以前の会社名は「飯田建設工業株式会社」です。
当時の社長は「故飯田一男氏」という方で、「飯田グループホールディングス株式会社」の元会長であり創業者です。

「一建設」の“一”は「故飯田一男氏」の“一”から来ていると言われています。(噂ですが)

「アーネストワン」「東栄住宅」「飯田産業」なども同じ会社なのですか?とお客様から時々質問されました。

前記でもご説明したように2013年までは別々に上場していた別会社でしたが、2013年秋より「飯田グループホールディングス株式会社」という持ち株会社が出来て経営統合されましたので持ち株会社の傘下のグループ会社となりました。
それまでは、別会社としての存在でした。

現在は、創業者の「有限会社一商事」という会社が「飯田グループホールディングス株式会社」の大株主となっているとの事です。

よ〜く会社名を見ると「アーネストワン」「ホークワン」「アイディ(ID)ホーム」「飯田産業」「一建設」は、「故飯田一男氏」の苗字(ID=イイダ)や名前(“一”=ワン)の一部が社名に入っていて、大株主の「有限会社一商事」との強い繋がりを想像させますね。

また「故飯田一男氏」のご長男は「飯田一樹氏」というお名前ですので全てにおいて一”という漢字への拘りを伺えます。
実際に、業界ナンバー1ですから全て“1”という事で凄い事ですね。

「一建設」「アーネストワン」「タクトホーム」「東栄住宅」「アイディホーム」「飯田産業」等々のように、年間数千棟もの建売住宅を分譲している分譲業者の事を近年では「パワービルダー」と呼ぶようになりました。

年間100棟〜200棟の分譲棟数レベルの分譲業では「パワービルダー」とは呼ばれません。ただ、厳密に何棟以上から「パワービルダー」と呼ぶかの厳密な規定はありません。

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2.パワービルダーの新築一戸建ってどれくらい安いの?

マイホーム購入を検討している人の理想は・・・
「土地を購入して、住宅展示場のような家をオーダーメイドで建築する」
これが理想像だと思います。

しかし、この理想を叶える為には、相当な資金力が必要です。

土地価格は地域相場により異なりますが、例えば土地を2000万円で購入後に建築費1500万円〜2000万円程度で注文住宅を建築すると・・・

土地+建築費で合計3500万円〜4000万円となります。

更に別途工事で駐車場やフェンスなどの外構工事で約200万円程度必要になります。
注文住宅でマイホーム計画を実現するには、相当な費用がかかります。

余談ですが・・・ローコスト住宅の注文住宅や企画住宅のハウスメーカー(アキュラホーム、タマホーム、アエラホームなど)の「坪単価25万円からの家造り・・・」などのキャッチフレーズの広告は、お客様の目を引きます。
広告や看板だけで判断すると“坪単価25万円×30坪=750万円”で注文住宅が建つと思ってしまいます。

しかし、実際にモデルハウスで説明を聞くと、結局は、現場管理費や設備接続費用等々の様々名目で別途必要工事費用が数百万円単位でかかります。
別途必要工事費用を加えるとローコスト住宅でも建築総額は、最低でも1300万円以上にはなります。
不動産業界では、この様な広告を「オトリ広告」とみなされ厳禁です。
しかし、注文住宅の広告(建築業界)では、不動産業界ほど厳しくないのが現状ですので、現在でも、まかり通っています。

このようにローコストの注文住宅で建築しても土地建物総額3500万円以上もかかるのに同じエリアで「一建設」や「アーネストワン」などの「パワービルダー系の新築分譲住宅は、価格2780万円(例)で販売されている事も良くあります。

地域にもよりますが埼玉県や千葉県の郊外では、新築分譲住宅が1500万円を切った価格で販売されている事もあります。

私が把握している新築分譲住宅の最低価格は、埼玉県の郊外の物件が度重なる値下げにより価格1280万円で販売されている物件を見たことがあります。

新築分譲住宅が土地付で1280万円なんて通常はあり得ない金額です。
地元工務店なら建物代金にも届かないもしれません。

「アーネストワン」などの「パワービルダー」の新築一戸建は、エンドユーザーが個別に土地を購入して注文住宅で建築するよりも、大よそ500万円〜1000万円以上は、安い事が多いのです。

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3.アーネストワンなどのパワービルダーは、なぜ安値で新築一戸建を建築出来るのか?

「何故、こんなに安く新築一戸建が販売できるのか?」

「こんなに安いのでは、手抜き工事なんじゃないの?」

「こんなに安いのでは、どうせ欠陥住宅なんじゃないの?」

と考える人は多いと思います。

ここではパワービルダーの新築分譲住宅の安さの秘密を解説していきます。


3−1.アーネストワンなどのパワービルダーは、土地を安く仕入れている

パワービルダーだけで無く不動産業者は、土地を相場よりも安く仕入れなければビジネスになりません。

例えば、
土地の相場価格が坪単価60万円で販売されているエリアがあるとします。
この位の相場のエリアであれば不動産業者やパワービルダーは、坪単価45万円以下で土地を仕入れなければビジネスになりません。

例えば、
土地面積35坪の場合
≪エンドユーザーは土地を購入する場合≫
土地面積35坪×坪単価60万円=土地価格2100万円

≪不動産業者(パワービルダー)の仕入価格≫
土地面積35坪×坪単価45万円=土地価格1575万円

Q1:何故?安く土地を仕入れできるのか?

A1:即決でスピーディーに購入の決断をするから安い土地の情報が集まるのです。

不動産業者には、エンドユーザーと違い新鮮な物件情報が数多く集まります。
安い物件情報があれば不動産業者は、エンドユーザーに紹介しないで不動産業者が自ら土地を買取りします。特に即決でスピーディーに購入の決断が早いパワービルダーに物件情報が自然と集まります。
従って残念ながら安い土地情報がエンドユーザーの目に留まるということは殆どありません。

A2:エンドユーザーでは購入しきれない大きな土地だから安く仕入れられる

例えば、
面積300坪の土地の場合
300坪×坪単価60万円=土地価格1億8千万円
一般のユーザーは、これほど広く高額な土地を一括で購入できる人は殆どいません。(=ニーズが無い)

不動産業者やパワービルダーは、このように一括では、高額過ぎてニーズが無い土地を割安で仕入れます。

例えば、
この土地を1億円への値下交渉が成功した場合
1億円÷300坪=坪単価33.3万円
なんと相場の半額近くの価格で仕入れた事になります。

この300坪の土地を単純に30坪ずつ10区画に分割すると1区画30坪あたりの原価が999万円の物件となります。
※開発道路や造成費などの経費は考えない場合の計算です。

このように「一建設」や「アーネストワン」などの「パワービルダー」は、豊富な資金力で大きな土地を割安に仕入れています。
しかし、土地が広ければ良いという訳ではありません。
「一建設」や「アーネストワン」のような「パワービルダー」の特徴として100棟以上の大型プロジェクトは、完売までの期間が長期に渡り売れ残りのリスク(借入金利負担)を考えて、あまり好んで手を出さないのも特徴です。

従って、これらのパワービルダーは1棟から15棟現場くらいの小規模分譲が多いのが特徴です。

3−2.建築原価のコスト削減を極限まで追及している!?


「利は元にあり」という言葉があるようにパワービルダーは、建築原価を徹底的に抑えることに躍起です。世界のトヨタ自動車もネジ1本にいたるまでコスト削減に拘っている事と同様です。
パワービルダーは、年間数千棟も新築一戸を建築して販売しています。
このスケールメリットを活かして、建材や設備の仕入価格を極限まで安値に抑えています。

「この建物の原価は、いくらなのだろう?」
建売住宅の購入を検討していると誰もが疑問に思います。

結果から言いますと、パワービルダーの建物の原価は、各会社により異なりますが2階建で850万円位と言われています。(推定)

以前は、800万円前後の原価だったようですが、建築資材や現場人件費などの高騰で原価が850万円位までUPしたようです。
しかし、飯田グループホールディングス株式会社の持ち株会社を設立して建材などの仕入れを統一する事により、更なる建築原価の削減を実現させようとしています。

「えっ〜新築一戸建が850万円で出来るの!?」
「そんなに安いのでは、欠陥住宅なのでは!?」と思う人は少なくないと思います。

以前、私の知人で創業70年の地元工務店に、「一建設と同じ仕様と同じ延床面積で建てたらいくらかかるか?」と見積依頼をしたことがあります。
工務店では、最低でも1200万円〜1300万円はかかるという結果になりました。

パワービルダーでは、850万円位で出来る建物が街の工務店では、1200万円〜1300万円もかかる・・・何故、500万円位の価格差が出来るのでしょうか?

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4.パワービルダーが安く建築出来る訳

1.年間数千棟も同じ仕様の建物を建築の為、大量仕入れで桁違いに安く部材や設備を仕入れている

例えば、
システムバスルームの定価80万円位するものを、パワービルダーは25万円程度(推定)で仕入れたりします。
街の工務店の仕入れ値は、安くても定価の50%OFFです。
このように各部材や設備の仕入価格が安いのです。

システムキッチンなどのメーカー工場には、パワービルダー専用商品のレーンがあるとも言われています。(噂です・・)

パワービルダー専用のシステムキッチンは、見た目のデザインは、注文住宅の仕様と同様でも扉の仕様や各種機能を簡素化してコストを削減しています。

年間数千棟の建築する会社が6社も経営統合するという事は、年間約2万棟以上建築する事になります。
大量生産の世界のトヨタ自動車や大量仕入れのディスカウントストアと同様の原理で更なるコスト削減を目指しています。

2.各ユーザーからの間取りや仕様の変更などを一切聞かず、最短の工期で建築して人件費を抑えている

一建設やアーネストワン等のパワービルダーでは、上棟してから大工工事完了までは45日を目安に工期を組むと言われています。
これは、木造住宅としては、とても短い工期です。
徹底した、作業工程の効率化と仕入れタイミングの効率化により、この工期を実現しています。
ある意味これは、街の工務店も逆に見習うべき部分でもあります。
工期を短くする事で、人件費だけで無く、事業資金を銀行借入に頼っているパワービルダーにとって借入資金の“金利”の負担も削減されます。

従って、建築途中に注文住宅のようにユーザーの意向を聞いていては、作業工程の効率化が出来ずコストアップにつながってしまいます。
従って、パワービルダーでは、新築分譲住宅の建築仕様の変更や間取りの変更を極端に嫌う(事実上できない)のが実情です。

建物仕様の変更や間取りの変更をパワービルダーの担当者に相談したら「うちは建売住宅だから注文をしたかったら、よそで購入して下さい」と冷たく断られた事もあります。

3.工務店に丸投げせず自社で材料を仕入れて各職人を手配して中間マージンをカットしている

意外に思うかもしれませんが「一建設」や「アーネストワン」等の「パワービルダー」は、下請けの工務店や建設会社に工事を一括丸投げするという事はしません。

パワービルダー系の分譲業者には社内に工事部があります。
また、現場監督はパワービルダーの社員です。

パワービルダー系の分譲業者が建材や設備機器などを一括で仕入れます。
「大工さん」「クロス屋さん」「設備屋さん」などの職人さんもパワービルダーが個別に手配しています。
従って下請工務店に丸投げはなく、街の工務店と同様に分離発注で建築しているのです。

4.高級な贅沢設備は殆どつけない

一建設やアーネストワンなどパワービルダーの建売住宅は、車に例えるとカローラクラスと考えてください。
カローラは、5人乗りの4ドアでしっかり走りますよね。
当たり前ですが、シートベルトもあるし、今のカローラは、エアバック、パワーウィンドウ、エアコン、だってあります。
カローラであっても、現代の安全基準の装備と快適装備はついています。
パワービルダーの建物も同様に、新基準の建築基準法やフラット35“S”仕様に対応する為に基礎高、断熱性能、耐震性能、ペアガラス等々、10年保証の基本性能はしっかり装備されています。
しかし、床暖房、食器洗乾燥機、エアコン等の設備はついていません。

セキスイハウスやダイワハウスなどの有名な注文住宅は高級車レクサスやベンツのようなものです。
当然、レクサスやベンツの室内は、カローラに比べて静粛性に優れていて快適です。
最新のナビゲーションや本皮シート、パワーシート、シートヒーター、ハイブリッドシステム等々
そして、レクサスやベンツというエンブレム(ネームバリュー)代も価格に含まれていると言ってよいでしょう。

ベンツとカローラを比べると、残念ながら間違いなくベンツの方が高級でボディ剛性や装備が優れています。
一つだけ、カローラが勝る点は、価格です。1000万円もするベンツでも5人乗り、150万円のカローラでも5人乗りです。
5人乗って、どこにでも移動できるという実用的な性能は、ベンツもカローラも同じなのです。

パワービルダービルダーの建売住宅とセキスイハウスの注文住宅の差は、カローラとベンツの差と置き換えて考えると理解しやすいでしょう。

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5−1.それでは、パワービルダーの何が悪いの? (前篇) 

インターネットのYahoo!知恵袋やOKWEBなどのサイトには、一建設やアーネストワンなどのパワービルダーの建物や営業マンの対応に対する悪い評判が多く書いています。

それは、実際に事実なのでしょうか?
確かに掲示板にわざわざ嘘を書く人は居ないと思いますので、殆どが事実だと思います。

ただ、あまり建物(不動産)に詳しくない人が建売住宅の悪い評判を書いている人も多いのも事実です。
不動産に限らずネット上の悪い評判などの書き込みは、エンドユーザーを惑わす事にも繋がります。
これからパワービルダーの新築住宅を購入しようと検討中のユーザーは、その悪い評判の“根拠”“原因”“対策”をしっかり理解してから購入する事で失敗しない(買主と売主との間でトラブルの無い)住宅購入が実現できると私は考えます。


それでは、具体的には、パワービルダーの何が悪いのでしょうか?

1.注文住宅と違い大量生産なので現場監督の目が行き届かない。

街の工務店の場合は、工務店の社長や社員が現場監督を行い、現場につきっきりで、施工管理をします。
現場監督が四六時中現場に居ますので建築中の些細な事も良く見ています。
当然、建物の仕上がりは綺麗で素晴らしいものが多いです。
しかし、パワービルダーの場合、現場監督は、複数の現場で多くの棟数を同時に現場管理しなければなりません。
これでは、注文住宅の現場監督と違い細かいところまで目が行き届かなく、街の工務店に比べて仕上がりが良くない建物も生まれます。

2.大量生産なので工期優先でキズや不具合は完成してからの手直しで対応する。

パワービルダーの現場は、徹底した作業工程の効率化で現場の工程がどんどん進行していきます。
忙しい現場監督は、工事中の傷や不具合を完成してから手直し工事を手配します。
パワービルダーの現場監督の仕事は、品質管理よりも作業工程の材料発注と職人手配のタイミングの管理が主な仕事なのです。
言い方は良く無いですが、荒削りで造って完成したら綺麗に手直しするという感じでしょうか・・・。

3.技量が低い職人が担当した建物の場合、キズや不具合等でユーザーからのクレームの多い建物が時々存在する

パワービルダーは年間数千棟以上もの新築を生産していますので、どうしても大工さん等の職人不足に陥りがちです。従って常に職人を募集しています。
現場監督も忙しいので職人さんの技量次第で仕上がりが悪い建物が時々作り出されてしまいます。

4.建売住宅は注文住宅と違い施主が存在しないので職人や現場監督に緊張感が無い仕事をする

注文住宅の場合は、施主(お客様)が存在して、頻繁に施主が作業状況を見に来ます。
施主が見に来ると職人は、緊張感をもって仕事をするので必然と丁寧な仕事になります。
施主が見に来る際に手土産でお菓子やお茶などを持参すると職人さんは、自然に丁寧な仕事になります。
いずれにしても施主が現場に来ることは現場工事にとって良いことなのです。
しかし、建売住宅では、施主が存在しませんので現場監督も職人さんも比較的ですが緊張感ありません。
建売住宅の建築現場では、“工期に間に合わせる”という納期的な緊張感は強くあります。
もし、未完成の建売住宅を購入するのであれば、工事中に時々見に行って職人さんにお茶やコーヒーでも差し入れしながら「楽しみですので宜しくお願いしますね」と大工さんに毎回一言添えるだけでも良い効果があるかもしれません。
ただ、毎日、朝から晩まで施主が職人を見ていては、職人さんも仕事がやり難くなりますので程々に・・・。

5.現場監督も建売住宅だから細かい事を言わないで欲しいという気持ちが表れた対応

現場監督自身が工期に追われていて忙しいので、注文住宅では無く、「これは建売なんだ」という気持ちで仕事をしているのでお客様が工事中にキズや不具合を指摘しても、「完成してから直しますから・・・」とあまり積極的な対応が無い場合があります。

6.売主の営業担当者の対応について

パワービルダーは、基本的に自社での直接販売はしないで仲介業者が販売するのが主流です。
パワービルダーの営業マンは、対エンドユーザーへの営業というよりも、対仲介業者への担当者という感覚なのでエンドユーザー相手の営業マンと異なり口調や対応が良くない場合があります。
お客様から「売主の担当者を変えて欲しい!」とクレームを今まで何度も頂いた事があります。
スケールメリットを活かし街の工務店では、到底マネの出来ない低価格で新築一戸建を提供しているという事を、売主側の営業マンも自覚しており「販売に苦労しなくても仲介業者が売ってくれる」という考えが根底にあり、買主や仲介業者への対応が横柄な営業マンも珍しくありません。
もちろん、パワービルダーの営業さん全員ではありません。
当然、丁寧な営業さんもいらっしゃいます。
しかし、新人営業さんは比較的丁寧であっても、数年経験した(ベテラン?)営業になると、だんだん横柄になる傾向があるようです。
横柄な営業マンに関しては、パワービルダーに限らず残念ながら不動産業界全体に言える傾向ですが・・・。


7.シャッター雨戸、網戸、照明器具、テレビアンテナが付いていない

コスト削減の結果だと思いますが、シャッター雨戸、網戸、照明器具、テレビアンテナ、それにカーテンレールが付帯されていません。
パワービルダー側でオプションとして用意していますが商品により量販店の方が安い場合があります。
引っ越し後、これらに別途20〜50万円位はかかると覚悟しなければなりません。
テレビアンテナをつけても、地デジ電波が弱い地域がありますので、その場合は、ケーブルテレビの引き込みが必要です。
ケーブルテレビ視聴には、接続費用の他に視聴料が毎月必要になります。
引越し後のランニングコストに影響しますので契約前に地デジ電波の状況のチェックはしたいところです。(無料で地デジ電波状況をチェック


8.売上げと販売件数を重視するあまりアフターへの対応が遅い場合がある

年間数千棟も建築しているので累計件数は膨大です。そのアフターサービスとなると膨大な棟数になります。
しかし、売上や販売棟数を増やす事に積極的ですが、アフターサービスには消極的な事が多いようです。
例えば、明かに引渡し前から存在したと思われる建物の傷であっても、引渡し後に発見した傷に関しては、一切保証対象外としているパワービルダーも多いので注意が必要です。
また手直し工事の職人さんが約束の時間に来ないと言う、クレーム工事に対するクレームも良く相談を受けます。

このようなトラブルを回避する為にも、引渡前の段階で買主側にて傷や不具合を十分に確認して不具合箇所は、引渡前に売主側で是正してもらう事に徹底する事をお奨めします。
引渡前の立会検査で不具合箇所を発見する事は、買主だけでなく売主にとっても引渡後のトラブル(クレーム)回避につながります。(理想的な建物チェックのタイミング


9.完成したら出来るだけ早く資金回収をしなければならないという営業方針なので契約〜引渡まで忙しい

完成現場を契約した場合は、お引渡(残金決済)は、原則1ヶ月以内というのがパワービルダーの決まりです。
この1ヶ月以内に住宅ローン申込〜内定〜残金決済を完了させなければなりません。
フラット35の住宅ローンの場合は、特徴として申込〜資金実行まで1ヶ月以上の時間を要するケースが多いので、物件の広告に「フラット35S対応物件」と記載されていても、実際はパワービルダーの担当者からは「フラット35は時間がかかるので銀行ローンを使ってください!」と言われる場合もあります。
またネット銀行(新生銀行やSBI銀行など)も申込みから資金実行まで2か月近くかかるのでパワービルダーの新築を購入の際には不向きな金融機関と言えます。
パワービルダーである飯田グループホールディングスのメインバンクは「みずほ銀行」です。
みずほ銀行では、飯田系の新築を購入する場合、一律で優遇金利を利用出来ます。ネット系の銀行よりも飯田系の新築を購入する場合は、優遇期間や金利などを比較すると「みずほ銀行」が優位な場合がありますので住宅ローンを検討する際は、選択肢の一つとして比較検討すると良いかもしれません。

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5−2.それでは、パワービルダーの何が悪いの?(後編) 

木造2階建の新築一戸建では、“構造計算書”を建築確認申請時に検査機関に提出する義務が無く耐力壁の計算は、設計士の判断となっており建築確認検査機関等では構造計算書の審査を行ないません。

WEBサイトで検索すると時々目にする話題ですが数年前にパワービルダーの新築分譲住宅で、耐力壁(筋交い)が足りない耐震強度不足の物件が複数発見され、既に引渡しをした居住中の物件の耐震補強工事を行なったという事例もありました。

国交省の参考資料

一般的には、「今は設計段階でチェックしているから大丈夫です」と言われておりますが、真剣に新築一戸建の購入を検討しているユーザーとしては、「今は大丈夫です」と言われても不安は払拭されないのも事実だと思います。

木造2階建の新築一戸建は、耐力壁が少なく保有耐力が耐震基準に満たなくても建築確認申請はおりてしまう可能性が今でもあります。

従来の住宅診断では、耐震診断を行なう事はできません。

新築分譲住宅をご購入する際には、1級建築士などの第三者の専門家に耐震診断を依頼して耐震性能を数値的に確認してからご契約する事をお奨めします。
一般診断法による耐震診断では、耐震診断の計算結果で保有耐力が評点1.5以上の物件であれば、震度6強〜7の地震に対しても倒壊しないと言われております。(耐震診断の評点について

しかし、新築の段階で評点1.5であっても、新築も10年経過すると中古住宅です。
中古住宅を耐震診断する際には、“劣化係数”を加えますので新築時の評点1.5の場合であっても10年後は確実に評点1.5を切る事になります。
出来れば、評点1.5を「ギリギリ」で上回っているのでは無く、新築の場合は余裕を持った評点の耐震診断結果が必要と考えます。

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6.実際にあった建物の不具合やクレーム集
ここでは、不動産業界歴20年の私の経験の中で、
現地を下見した際に、実際に私が発見した建物の不具合や
実際にお客様からあったクレームをご紹介します。
※写真は、欠陥住宅を再現した当社モデルルームの写真です。

≪不具合やクレーム事例≫

床下を見たら基礎に水が溜まっている
床下水漏れ
※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真

詳細:外壁を貼る前に暴風雨があって基礎に雨が入り込み、その水を抜かないまま工事が進んでしまった・・・。
対処:床下から水を吸出し数日かけて乾燥させました。
発生頻度:時々
問題度:乾燥させて木部の含水率25%以下であれば問題ありません。

晴天なのに床上浸水
詳細:販売中の物件で、水道設備工事屋さんの接続工事ミスにより、キッチンの上水道の水漏れで基礎の中に水が溜まり続け基礎内部がプール状態になり更に水が基礎の上から溢れ出しリビングが床上浸水になっていました。
対処:水を吸出し完全に乾燥させて完了
回数:過去1度だけです
問題度:乾燥させても水分による変形が予測されますので本来は部材交換が好ましいです。私は、この物件の販売は遠慮しました。

巾木(はばき)周辺のトラブル
巾木パッキン
巾木下部のパッキンがはみ出ている
※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真

巾木隠し釘
巾木を止めている隠し釘が飛び出ている
※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真

巾木パッキン
巾木の下に隙間がありゴミが詰まっている。
※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真

詳細:壁と床の境目に木製の帯のようなものがお部屋の中を巻いてあります。これを巾木(ハバキ)と言います。
この巾木の下部の床(フローリング)に接する面に樹脂製のパッキンが付いているのですが、このパッキンが施工時の大工さんの加減により外にはみ出すことがあります。
対処:現場監督がはみ出している巾木のパッキンを押し込んで完了。
回数:多い
問題度:パッキンが切れないようにパッキンが入れば問題ありません。

階段、フローリング、扉に傷や隙間
※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真
階段ササラ 階段踏板とササラ
詳細:職人さんが工具を落としたり、ぶつけたりしても知らん顔・・・建具の傷は、職人さんの技術力よりも注意力とモラルの問題です。
また、オープンハウスの現場は、お客様や営業マンが傷を付けてしまう場合もありますのでオープンハウスの物件を購入する際は、傷や汚れに十分注意が必要です。
詳細:階段の蹴込板、踏板、ササラの部分の境目に隙間がある場合もあります。
新米大工さんや技術力のない大工さんは階段を上手に造れない人もいますので階段はチェックポイントです。
対処:完成後に内装補修専門業者がキズ補修をします。あくまでもキズを目立たなくする補修です。基本的にキズの部分の材料を取り替えることはありません。
回数:多い
問題度:傷や隙間は、リペア(補修)で殆ど目立たなくなるので問題ありません。但し、補修しても隙間の状態により軋み音が発生する場合がありますので注意が必要です。

クロス(壁紙)が破れている

※欠陥住宅を再現したモデルルームの写真
クロス
詳細:クロスの職人さんの技術力により剥れていたりする事があります。又、職人さんが工事中にモノをぶつけて出来たキズもあります。
対処:基本的に補修で対処します。補修しきれない場合に限り部分的に張替え対応。
回数:多い
問題度:表面上の見た目の問題ですので補修さえして頂ければ問題ありません。

クローゼットの中のクロスが貼り忘れている
詳細:クローゼットの内部のクロスが貼っていなかったことがあります
対処:貼って頂きました。
回数:少ない
問題度:表面上の見た目の問題ですのでクロスを貼って頂ければ問題ありません。

押入れの中段(中の棚)の脇から釘がはみ出していた。
詳細:押入れを空けて中段をしゃがみこんで下から見た際に、釘がはみ出していることがあります。
対処:大工さんに直してもらいました。
回数:時々あります。社名は特定しませんが、ある特定のパワービルダーは、なぜか良くあります。施工方法のせいでしょうか・・・
問題度:そのまま使用しますと釘で怪我をします。必ず指摘して適切に釘を処理して頂ければ問題ありません。

ガラスが割れていた
詳細:リビングのガラスが割れていました。恐らく職人さんが工具をぶつけたのでしょうか・・・。割った人は正直に名乗り出て欲しいものですね・・。
対処:当然、交換してもらいました。
回数:少ない
問題度:修理すれば問題ありません。

トイレから水漏れ
詳細:引渡し後に2階のトイレを流したら配水管の接続不良で1階の天井から排水が滝のように流れてきました。
詳細:1階のトイレを流したら排水管の接続不良で床下に排水が流れてしまいました。
対処:設備業者に直ぐに修理してもらいました。
回数:少ない
問題度:通水検査をしていない設備業者又は現場監督の責任が問われます。

サッシのビスが付いていなかった
詳細:室内の窓枠のアルミサッシのビスが何個か付いていなかった。
対処:ビスをつけてもらいました。
回数:時々あります。
問題度:ビスを取り付けて頂ければ問題ありません。

建築中の土台がかけている

土台欠損
詳細:土台の欠損。
対処:補修してもらい完了
回数:少ない
問題度:強度に支障がないように部分交換又は補修すれば問題ありません。

室内のドアストッパーが付いてい

詳細:室内のドアストッパーが付いていない以外にも、変なところにドアストッパーがついていてドアストッパーとしての機能を果たしていない。
対処:ドアストッパー取付け又は、ドアストッパーの位置を移動。
元のドアストッパーのビス穴はリペア補修で対応。
回数:時々あります。
問題度:直して頂ければ問題ありません。

床下の断熱材が垂れ下がり床下に落ちていた。
床下
この写真は綺麗に施工された例です。

詳細:床下収納から下を覗いた際に床の裏側の断熱材が欠落。
対処:断熱材を取付けて頂きました
回数:時々あります。
問題度:断熱材を取り付けて頂ければ問題ありませんが、このような物件の場合、壁の中の断熱材の欠落も気になり不安になります。

バスルームを支える束が排水管の上に乗っていた。
詳細:バスルームの床を支える柱のようなものを束(つか)と呼びます。その束が排水管の上に乗っていました。
対処:排水管の取り回しし直してもらい束を回避しました。
回数:この様な事例は、今まで1回しか見たことがありませんが、今では、念の為、毎回チェックしています。
問題度:気が付かないでお引渡ししていたら、ユニットバスの重みで排水管が破損して水漏れは元よりユニットバスが傾く危険性があり大問題に発展するところでした。

収納の中の化粧ボードの仕上がりが雑
詳細:収納(クローゼット)の中の仕上げは、パワービルダーにより若干異なります。クロス仕上げの場合もありますが、化粧ボード仕上げの場合もあります。 この化粧ボードの切り方が雑な事があります。
対処:化粧ボードの特性で継ぎ目は出るのはしょうがないのですが、補修で対応してもらいました。
回数:時々あります。
問題度:仕上げの見た目の問題ですので問題ありません。

パワービルダーの担当者の口の効き方と対応が悪く担当者を代えてくれ!
詳細:売主側の営業マンは、お客様と接する機会が少なく、会社の都合を優先した話の内容なのでお客様の機嫌を損ねることが多いのです。
対処:ある意味このクレームが一番困ります。基本的に買主側には売主担当者と直接連絡をとらないで仲介業者の私を窓口の連絡してもらうように対処します。        
回数:時々あります。
問題度:商品の問題でなく人材教育の問題です。

基礎の仕上げ左官が一部塗り忘れ
詳細:作業途中で職人さんが帰ってしまったのか判りませんが左官仕上げを一部塗り忘れていました。
対処:塗ってもらいました。
回数:少ない
問題度:基礎の左官仕上げも見た目の問題ですので構造で気には問題ありません。

養生シートを剥がし忘れている
詳細:養生シートや養生テープが剥がし忘れていて床なら誰でも簡単に剥がせるのですが吹き抜け部分の上部の養生テープはハシゴ無ければ剥がせませんでした。
対処:現場監督に剥がしてもらいました。
回数:時々あります。
問題度:剥がして頂ければ問題ありません。しかし、剥がし忘れて数年経ってから剥がすと変色している場合があるので注意が必要です。

構造上耐震強度が不足して壁を剥がして筋間を1つ追加しなければならない
詳細:姉歯事件で発覚した耐震強度不足問題。パワービルダーも再点検した際に設計を外部委託した建物で耐震強度不足を発見。
対処:居住者に謝罪して対策工事をしていました。現在、全ての物件の点検を完了して対策工事も完了したとの事です。
回数:国交省の資料をご参照ください
問題度:耐震強度不足はあってはならない重大な問題です。

床がきしむ
床下点検口
詳細:リビングを歩くと床がきしむ。最近は、鋼製束とフローリングの下部の構造用合板を貼る施工方法で床鳴りは減りましたが職人さんの技量次第では、未だに床鳴りが酷い物件もあります。
対処:床鳴りの原因を特定して是正してもらいます
回数:時々あります。
問題度:入居者として床鳴りや軋み音は、生活していて耳障りで不快なものです。売主側としても適切に対応しなけれな建物に対しての信頼を失い易い事例です。

室内ドアの建付けが悪い
詳細:近年の建具は、工場で作られた既製品のドアとドア枠を現場で取り付けるので狂いは減ったのですが建付けが悪いものがあります。
対処:蝶番のところの調整ネジで調整して直すことが出来ます。
回数:時々あります。
問題度:建付け不良を放置するとドア枠や床にドアが接触して傷がつく場合がありますので速やかに是正すべきです。

アフターサービスが約束の時間に来ない
詳細:約束の時間に工事に来ない。
対処:職人さんは、「朝一番」「午前中」「お昼頃」「午後」「夕方」という時間の約束の仕方をします。もし「午前中に行きます」と言われたら「午前中なら10時にして下さい」などと必ず時間の約束をしましょう。
回数:時々あります。

準防火地域エリアでの石膏ボード貼り忘れによる違反建築!?
小屋裏1
詳細:本来、準防火地域では、小屋裏やユニットバス天井点検口から裏施工状況を確認した際に、見えない部分でも不燃材(石膏ボード)を施工して防火エリアを造らなければなりませんが、不燃材(石膏ボード)が未施工の場合があります。
対処:ユニットバスが設置されている状態では、石膏ボードの取付けが出来ない為、ユニットバスを解体しなければなりません。相当な費用と負担がかかる為、売主側の監督や担当者に逆ギレされた事もあります。今では、準防火地域であれば契約前に必ず確認して万一、石膏ボード未施工の物件の場合は、当社では、取り扱わない(契約しない)ようにしています。
回数:時々あります。
問題度:準防火地域内で不燃材が未施工の場合は、既存不適格(違反建築)となりますが、建築確認の完了検査でもチェックしないようで、比較的多く発見されます。最近では、パワービルダー系の物件よりも街の工務店の建物の方で多く発見される事例です。

壁内部で断熱材が落ちてしまい断熱材の空白箇所がある
赤外線
詳細:目視では、確認できないですが赤外線サーモグラフィーで壁を診断する事により断熱材が無い部分を発見できます。
対処:既に壁が施工されている場合は、クロスを剥がして壁を壊さなければ断熱材を入れる事はできません。私どもでは、赤外線サーモグラフィーで断熱材の施工状況を必ず契約前に確認します。万一、断熱材未施工などの不備を発見した場合は、お取扱い(ご契約)しないようにしています。
回数:少ない
問題度:断熱材は、現在の住宅では重要な部分の一つです。断熱材の不備があると冷暖房の効きに影響して省エネ性能にもかかわります。また、結露を起こしやすくなりカビの原因にもなります。

鉄塔や送電線が無いのに電磁波が異常に高い
詳細:鉄塔や送電線が無くても普通の電柱に高圧電線がある場合があり6ミリガウス以上の電磁波になる事があります。
対処:購入前であれば、購入を避ける。又は、電線から遠い部屋では、電磁波が計測されない場合は、寝室は、電磁波を計測されない部屋にする事を勧める。
回数:多い
問題度:日本では電磁波について騒がれていませんが欧米では、電磁波が4ミリガウスを超えると「小児ガン」「白血病」「脳腫瘍」の発生リスクが倍になると言われています。

内覧中に目に涙とクシャミが止まらない
集成材 ホルムアルデヒド測定器
詳細:ホルムアルデヒド測定機で室内のホルムアルデヒド数値を計測すると比較的高濃度の数値を計測。
対処:施工直後に締め切った状態だったので、敏感な人は、シックハウスの症状を発症した為、窓を開けて空気を入れ替えて数日後再計測。
回数:時々あります。
問題度:現在は、F★★★★(フォースター)の建材を使用されていますが建材全体では、ホルムアルデヒドが全くゼロではありません。ホルムアルデヒド測定器で計測すると時々ホルムアルデヒド濃度が比較的高い物件がりますので、シックハウスや健康住宅についての意識が高い人方は、入居前にホルムアルデヒド濃度を計測する事をお奨め致します。

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7.どんな人が建売住宅を購入しているの?

年齢層、年収、自己資金 職業などの購入層を分析してみました。

≪年齢層≫
1.30才代・・・34%
2.20才代・・・28%
3.40才代・・・20%
4.50才代・・・12%
5.60才以上・・・6%
※20〜30才代が全体の半分を占めています。

≪年収≫
1.400万円台・・・22%
2.500万円台・・・20%
3.300万円台・・・14%
4.600万円台・・・12%
5.700万円台・・・14%
6.800万円以上・・10%
7.300万円未満・・4%
8.不明又は無収入・・・4%
※300万円〜500万円位の年収の方が大半です。

≪自己資金≫
1.100万円未満・・・18%
2.100万円以上〜300万円未満・・・19%
3.300万円以上〜600万円未満・・・23%
4.600万円以上〜1000万円未満・・・17%
5.1000万円以上〜1500万円未満・・・7%
5.1500万円以上〜2000万円未満・・・8%
6.現金購入・・・8%
※自己資金300万円未満方が大半です。最近は物件価格低下に伴い現金購入の方も増えてきています。

≪職業(職種)≫
1.会社員(I.T関係)・・・14%
2.会社員(営業マン)・・・9%
3.自営業(建築、不動産関係)・・・12%
4.公務員(教師)・・・8%
5.会社員(金融関係)・・・10%
6.会社員(工場勤務)・・・11%
7.会社員(サービス、飲食業)・・・8%
8.その他・・・9%
9.公務員(警察管)・・・6%
10.無職・・・11%
※意外にも建築・不動産関係の職業の人は、建売住宅の購入者が多いです。


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8.値下げや価格交渉について

不動産をご購入の際には、誰もが少しでも安く購入したいと思います。
実際に不動産の値引きとは、どのようにするのでしょうか?
また、値引きを出来る物件と値引きが出来ない物件などがあるのでしょうか?
よく、広告を見ていると
「新価格!3180万円→2980万円!」や「値下げ!3180万円→2980万円!」
と記載されていることがあります。
建売メーカーは、土地を仕入れてから建築して契約して資金回収するまでの期間を半年以内に終了する事を目標にしています。
ですので、一建設やアーネストワンなどの建売メーカーは、建築中に完売する事を目標(理想)としています。
建売メーカーは、「完成した建物=資金が眠っている」という発想ですので資金を早期回収する為に建物が完成したら値下げを試みて、販売の促進(早期資金回収)を図ります。

※価格改定(値下げ)の例
価格3280万円・・・・更地の段階

価格3080万円・・・・建築中

価格2980万円・・・・完成

価格2780万円・・・・完成して1ヶ月しても売れない場合

このように「更地」→「建築中」→「完成」→「在庫処分」という順序で値下げする傾向にあります。

各建売メーカーの1物件に対する利益率については、あえて触れませんが、バブル時と違い、建売1棟販売しても薄利な事は確かですので2回〜3回値下げをすると原価割れの現場も中にはあります。
街の工務店や個人の小規模な不動産会社が建売住宅を建築して赤字を出したら会社の死活問題になりますがパワービルダーなどの大規模な建売メーカーは、他の現場を含めて全体で利益を見るので、例え一部の現場が赤字であっても他の現場の利益でカバーするというスケールメリットで値下げに対応しています。



価格交渉のコツ!?

1.販売価格を値下げしたばかりの物件は、価格交渉がし難いので値下げしていない物件を狙う。

パワービルダー系は、営業所や担当者レベルでは価格の決定権がありません。
値下交渉の決裁に関しては、本社に稟議を上げて承認を得なければなりません。
販売価格を下げて更に値下交渉の稟議は、本社では、通らない場合もあります。

2.口頭では無く、書面で価格交渉をする

不動産の場合、口頭では価格交渉が出来ません。
買付証明書や不動産購入申込書と呼ばれる書面で価格交渉をします。
この書面に、購入希望価格と契約予定日を記入いたします。
「この価格になれば、何月何日に契約します」とい意味合いです。


3.価格交渉をする場合は、契約予定日を早めに設定する

記の買付証明書や不動産購入申込書などの書面を売主側に提出して値下交渉と購入意思を伝えても契約予定日が10日後や2週間後などでは、売主側は、うなずいてくれません。
「買主からの価格交渉を受け入れる代わりに、早く契約して下さい。」
と必ずと言っていいほど要求されます。
従って価格交渉をする場合は、長くても書面提出から1週間以内の契約が理想と言えます。
しかし、パワービルダー系は、買付を提出してから契約日までは3〜4日程度が一般的ですので注意が必要です。


4.価格交渉をする前には、住宅ローンの事前審査を行なう

売主が懸念する事の一つは、契約後に買主の住宅ローン不成立によりキャンセルになってしまうことです。  
これを防止する為に、最近の建売業界の傾向として、買主の住宅ローンの事前審査が金融機関で仮承認されていなければ契約をしないというスタンスの建売メーカーが増えてきております。
従って、価格交渉をすると同時に、銀行で住宅ローンの事前審査も同時又は事前に行なう事をオススメします。

5.ダメもとだからと無謀(非常識な)な価格交渉をしない。

無謀な金額で交渉をするとパワービルダー側の担当者に本社稟議にも上げる事が出来ないと、担当者レベルで断られてしまいます。
常識的な範囲の価格交渉がベターでしょう。
(下記の物件価格別の価格交渉分析結果を参考にして下さい)


パワービルダーにとって出来ない交渉

1.オプションを無料でつけて欲しい・・・

これは、出来そうで出来ない(出来難い)交渉です。
パワービルダー系の売主業者の多くは、オプション工事(網戸やシャッター雨戸など)を子会社や別会社が取り扱うように会社を分離しています。
従ってパワービルダー系の売主側の営業マンは、別会社の絡んだオプションのサービス工事の交渉を避ける傾向にあります。
商品などの現物のサービスを望むのでは無く価格交渉の方が無難です。
ただし、時期により売主自ら、例:40万円分のオプションプレゼント!と広告に記載している場合もあります。
しかし、オプションプレゼントなどは、表示価格(定価)で契約した場合に限るという事が殆どですので注意が必要です。

2.建物仕様や間取りの変更

クロス(壁紙)の色柄、外壁の色柄、建具の色柄、間取りの変更、外構工事の使用など、残念ながらパワービルダー系の建売住宅では殆ど受け付けませんのでご注意下さい。

3.契約当日の価格交渉

これは、パワービルダーとの契約に問わず不動産取引では、タブーです。
ご契約前に事前にご契約条件が整ったから、売主、買主、仲介業者などの関係者が集まっているのに、当日に更に条件を提示する事はマナー違反と言えます。

4.なんらかのサービスを要求又は期待する・・・

パワービルダー系の支店や営業担当者(社員)には、基本的に決裁権が殆ど無いと思って下さい。
何かのサービスなどを要求や期待をしてもパワービルダーの売主担当者は、会社の決定や会社のルールに従うしかありません。
従って、サービス以外にも個別に念書や覚書の要求や契約条文の文面変更などを要求しても残念ながら対応してもらえません。


≪値下交渉についての分析≫

新築一戸建(物件価格2000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円以下・・・44%
2.値下金額50万円を超〜100万円以下・・・35%
3.値下金額0万円・・・14%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・6%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・1%
6.値下金額300万円超・・・0%
価格2000万円未満と比較的安い物件の場合は、100万円を超える値下げ交渉は難しいと言えます。

新築一戸建(物件価格2000万円〜3000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・34%
2.値下金額50万円以下・・・27%
3.値下金額0万円・・・24%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・12%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・2%
6.値下金額300万円超・・・1%
価格2000万円未満の物件に比べて50万円〜100万円位の値引きに成功している人が多い様です。
50万円〜100万円の値引きとは、80万円の端数と呼ばれる値引きが多い事が伺えます。

新築一戸建(物件価格3000万円〜5000万円未満の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・36%
2.値下金額0万円・・・26%
3.値下金額50万円以下・・・18%
4.値下金額100万円超〜200万円以下・・・16%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・2%
5.値下金額300万円超・・・2%
価格3000万円〜5000万円未満の物件も80万円の端数値引きが一番多い事と同時に値下金額0万円が26%を占めています。
値下金額0円というのは、この価格帯の物件は、人気エリアにある人気物件が多いことが要因と分析できます。

新築一戸建(物件価格5000万円以上の物件の場合)
1.値下金額50万円超〜100万円以下・・・33%
2.値下金額100万円超〜200万円以下・・・28%
3.値下金額50万円以下・・・19%
2.値下金額0万円・・・11%
5.値下金額200万円超〜300万円以下・・・6%
5.値下金額300万円超・・・3%
価格5000万円以上台の物件も80万円の端数値引きが一番多いですが、100万円超〜200万円以下の値引きも多いです。
50万円超〜200万円以下の値引きは51%と半数以上の人が、この位の値引き交渉をしている事がわかります。

分析結果
データから伺えることは、価格交渉50万円〜100万円の価格交渉の成功率は高いといえます。
リーマンショックの直後は、建売住宅を新築しても売れない時が続き買手市場で200万円位の値引きにも応じてくれた時期もありましたが、最近は、売れ行きも好調で極端な価格交渉は難しいと言えます。
具体的には、端数と呼ばれる部分から100万円程度が限界と言えます。
(端数の例:2980万円なら80万円値引き交渉をして2900万円に・・)
但し、問合せが多い人気物件の場合は、一切値下げに応じてもらえない場合があります。すべてが値下げ出来るとは思わない方が良いと言えます。
200万円を超える価格交渉の成功率は、極めて難しく5000万円未満の物件の場合では1%〜2%程度です。
200万円超えの価格交渉は、極稀なタイミングです。
極稀なタイミングとは、売主自身が販売価格の改正(値下)を検討しているタイミングに重なって値下交渉の買付を提出した場合、200万円超の値下交渉が成功する場合があります。

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9.実際にパワービルダーの建売を購入した顧客の声


私が仲介したお客様には、「今後、建売住宅のご購入をご検討しているお客様へのアドバイスと、新築分譲住宅をご購入して、建物クレームや不満な点が御座いましたらご記入下さい」というアンケートをしています。


A.O様(平成23年3月) パワービルダー名:A社
新築なのに室内が汚いので引渡前にルームクリーニングをして欲しいとA社に要望したけど断られた事が不満でした。
それ以外は、特に可もなく不可もなくです。

Y.Iさん(平成22年7月) パワービルダー名:T社
引っ越しの際に、階段で荷物を落として階段にキズをつけてしまいましたが、売主に言ったら修理してもらいました。
修理代は有償と言われましたが、2ヶ月たっても未だに請求がきません!?これは無料という事でしょうか?

H.Tさん(平成22年7月) パワービルダー名:H社
引渡前に立会い検査に参加させてもらい、床とトイレの扉にキズを発見して引渡しまでに直してもらいました。
正直安い物件だったので不安でしたが、今のところ不具合はありません。
ただ、我が家のお隣の2号棟は、床のキシミで現場監督さんを呼んで直してもらったらしいです。

K.Yさん(平成22年5月) パワービルダー名:A社
引っ越し前に現場チェックしたときに、壁の下からゴムパッキンみたいなものが飛び出してました。
それとキッチンのカウンターにヘコミがありました。
引っ越して当日にコンロの火が付かないので直ぐに売主の品質管理部に連絡してその日のうちにガス屋さんに来てもらって直してもらいました。
とりあえず対応はしてもらってよかったです。

T.Sさん(平成22年4月) パワービルダー名:H社
売主の担当者の言葉遣いと態度はなってません。
値段の割りには、よく出来ていて満足していますが売主の社員教育には、不満があります。
以上。

A.Sさん(平成22年4月) パワービルダー名:I社
家探しをし始めたときは、近所の住宅公園のモデルハウスを沢山みて夢が膨らみましたが我が家の予算では建売購入が限界でした。でも、子供達は、自分の部屋が持てて喜んでいます。

H.Kさん(平成22年3月に購入) パワービルダー名:H社
引渡し前の現場チェックの立会い時に、床、扉、壁などにとにかくキズが多かったです。
売主担当者がキズにシールを貼ってしるしをつけるのにシールが足りなくなり、もう少し気を使って建築して欲しいと思いました。


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10.後悔しない建売住宅を購入する秘訣

1.オープンハウスの営業マンのセールストークは真に受けない

基本的に、オープンハウスの営業マンは、売る為の営業マンですので不利な事は言いません。中には宅建の資格が無い営業マンもいますので注意が必要です。

2.建築士や建築に詳しい人などに建物を見てもらう

営業マンの説明や物件に何か不安を感じた場合、契約する前に知り合いの建築士や建築に詳しい人に建物をチェックもらう。契約する前に診てもらう事がポイントです。

3.建築中の建売を契約した場合は、時々現地を見に行く

建築中の場合は、施主として大工さんなどに時々で良いので飲み物の差し入れして挨拶する。

4.ゴミが散らかっている(汚い)現場は要注意

現場監督や職人の几帳面さが現場の整理整頓状況に表れます。

5.引渡し前の段階で不具合箇所をチェックする

建物が完成したら引渡し前に、売主立会いのもとに建物完成現地立会いを必ずおこなって建物の不具合箇所をチェックして、引渡までに売主に是正(補修や修理)してもらうようにしましょう。
自信のない人は、出来れば建物に詳しい人と一緒に立会いするのがベストです。
この作業はとても大切です。この完成現場立会いを疎かにした場合、引渡し後になって傷や不具合箇所を発見する事になり、売主にクレームの連絡をしなければならなくなります。
お引渡し前に的確に不具合箇所を指摘して是正する事により、お引渡し後のクレームや売主買主間のトラブル発生率が格段に減らす事が出来ます。

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11.建売住宅購入を検討の方へのアドバイス

このサイトが建売住宅の建売住宅を検討している方の参考になれば嬉しく思います。
パワービルダー系の建売住宅について「良い事」も書いてあれば「良くない事」も書いてありますが、私は建売住宅の購入について否定的では御座いません。本サイトをご覧頂き建売住宅の特徴良く理解してからお話を進めて頂ければと思っています。
一生で一番高価な商品とうちの一つである住宅購入で失敗しない為にも、慎重に検討してご購入することが大切だと思います。

しかし、WEB上の様々な情報に惑わされて問題無い物件までも買い逃しては、もったいない事です。

パワービルダー系の建売住宅はローコストと言っても、一生で一番高価な商品の中の一つです。
建物を見慣れていない人が建売住宅を見て「良い建物」と「良くない建物」を見極める事は、難しい事だと思います。

購入後のトラブルを回避する為にも営業マンの説明や建物に違和感や不安を感じたら、お知り合いの設計士などに見てもらう事が良い建物購入のコツだと思います。


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≪このサイトの作者の紹介≫
従来の建物診断に加えて赤外線サーモグラフィー、電磁波測定機、ホルムアルデヒド測定機、放射線量測定器などの最先端機器を用いた独自の建物診断を実施しています。
テレビ、ラジオ、雑誌などでも独自の建物診断を取り上げられています。
不動産業界歴:約20年
不動産取引件数:約1000件以上

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※都心の狭小住宅やデザイナーズハウスの建売住宅をご検討の方は、こちらのコラムもご覧下さい。


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